米ラスベガスで開かれた「CES2020」は、今年も世界のテクノロジーの潮流をつかむのに打ってつけのショーだった。
最も注目すべきテクノロジーとは何かを見定めようと会場を訪れた人も多かっただろう。
しかし、今年は最先端技術そのものについてというよりも、メガテック企業のビジネスに影響する大きな社会的変化が訪れていることを痛感させるようなものだった。それが今年のCESの特徴だったのである。
今回はこのCESで目の当たりにした、メガテック企業を取り巻く社会的変化に注目してみよう。結論を先取りして言えば、これはあなたの「プライバシー」に関わる話である。
CESが「世界最大級の家電・技術見本市」という認識は、もはや昔のものと言えるだろう。
いまやデジタル・テクノロジーは、家電業界や自動車業界だけでなく、ほぼ全ての産業を巻き込み拡大を続けている。そうしたなかで、CESは目前に迫っている「第4次産業革命」を占う上で見逃すことができないものとなっている。
その潮流は、CESに行けばすぐに理解できる。なにしろ、多くの産業における世界各国のデジタル・テクノロジーが一堂に集うのがCESだからだ。小難しい説明を聞かなくてもブースを一回りするだけで、誰でも視覚的に最先端技術のものすごさを実感できてしまう。