与田監督が明言 ゴンサレスを「大事な場面で起用」 初のシート打撃で打者６人無安打

　中日の新外国人、ルイス・ゴンサレス投手（２８）が１１日、実戦形式のシート打撃に初登板し、打者６人を無安打（１四球）に抑えた。与田監督は救援で大事な場面を任せると明言した。

　期待の助っ人左腕の危なげない投球に指揮官がうなずいた。「去年の１１月にドミニカ共和国で見た通り、リリースポイントの安定はすごく感じた。気持ちよく投げていたのは安心」。高く評価し、起用法に言及した。

　「もちろんリリーフです。大事な場面でお願いすることになると思う」

　先頭の木下拓に四球を与えたが、その後は５人をピシャリ。最速１４５キロの直球とスライダーで主力打者を牛耳った。「テークバックが小さくて、差し込まれる感じ」。右飛に倒れた阿部が言うように、球速以上の伸びがあった。

　「すごく前向きな姿勢が態度に出ている」。阿波野投手コーチが勤勉さに目を細める。個別練習でのシャドーピッチングは恒例と化し、意欲的に日本語も学んでいる。「オサキデス」。周りの選手への気遣いも覚えた。