どーも!
執筆師の『トモ王』です。
仮想通貨ビットコインは1万ドルを超えた事による歓喜に沸きましたが、1万ドルを超えて1日ほどで下落し終わりましたね。
三日天下とも言われた明智光秀の天下でも3日とされるのに(実際には13日くらいです。語呂合わせが良かったんでしょうね)今回のビットコインは1万ドル超えた価格を1日ほどで終わらせてしまいましたね。
今回の事は一日天下とも呼んでおきましょうかね。
そんな無駄話しは置いといて、問題は【なぜ?】今回の上昇はうまくいかなかったのか? について語りたいと思います。
それから少しだけ今後の値動きは『まだ上昇?』『下落?』の予想もしますね。
その前に、今までのビットコインの値動きを『おさらい』してみましょう。
ビットコインの過去を振り返る
チャート上にも書いているように、『上昇には出来高が必要』になります。
過去の2017年末の最高値ではかなりの出来高と共に上昇を決めましたが、行き過ぎた価格変動(オーバーシュート)と取引所による不正で恐怖心理から2018年以降は下落の道を辿った歴史があります。
2018年10月頃には取引量も減り『価格変動』が小さくなりました。
バブルの崩壊や急激な価格の下落を『氷河期』と表現する事が多いですが、私はあえてこの取引量も減り価格変動が少ない時期も含めて仮想通貨の氷河期とさせてもらいます。
ビットコインは仮想通貨の氷河期時代には取引量である出来高が明らかに少なくなっているのが確認できます。
悪材料と共に出来高が作られているのはパニックによる『狼狽売り(ろうばいうり)』ですね。
その後、氷河期からの上昇する事になります。
ここからは嬉しい値動きですね。
この底値からの脱却には色々な説がありますが、私的にはテクニカル分析的に非常に流れが良かったと見ています。
一目均衡表の抵抗雲の薄れ、エリオット波動理論、チャートパターンの『アダム&イブ』など色々な観点から好調になり上昇トレンドに転じる事ができました。
参照仮想通貨で稼ぎ時と話題の【アダム&イブ】ってなんだ??その答えは… - ローソク足研究所
再度強く上昇した後はまた下落を辿る事になりましたが、過去のオーバーシュートからの下落する値動きパターンと似ていますね。
歴史は繰り返されています。
現在は上昇トレンドに入っている状態なので過去のような悪材料がなく仮想通貨を買いたいと思う人が増えれば順当に価格上昇の時期にあります。
ビットコイン1万ドル急騰急落はMACDダイバージェンスと出来高で確認出来る
1万ドル超えを一瞬だけ行って戻ってきた事は『騙し上げ』になります。
また価格の上昇とMACDの下落はダイバージェンス確定となりました。
先日の日曜日の夜の分析では『ダイバージェンスと判断するにはまだ早い』としていました。
参照【ビットコイン】1万ドル突破!警戒される価格限界ラインとは?出来高とMACDも見ながら今後の解説します。 - ローソク足研究所
理由は日曜日は休みであり、機関投資家などの大口が動いているとは思えなかった事です。
(休みや連休時の値動きは変に大きく動くので注意が必要であり、信頼性に欠けるところがある)
現在の仮想通貨の取引は『ビットコイン/円』よりも『ビットコイン/ドル』のクロスドルが取引量が多く動いているようにみえます。
ニューヨーク市場オープンは平日の日本時間夜9時のため、日曜日の値動きでは判断は早いとしていました。
実際には、夜まで待たずに昼頃に急落して予想よりも早い展開となりました。
ずるいですね。
また、価格の上昇に伴った出来高の上昇も確認出来なかったので『地合いが良い』とは呼べませんね。
MACDと出来高を見た上で今回の1万ドルを意識した上昇は『騙し』であり、トレンドの転換期と見て下落トレンドにシフトしている可能性が高めですね。
エリオット波動理論としては次にABC波に以降し、下げ5波に警戒するなら9100ドルがサポートラインとして強く働きそうですね。
下落トレンドに入っても投資市場は基本的には上を目指すと考えているのが大衆心理なので、悪いニュースもなく今後の値動き下落が小さく抑えられれば、出来高と共に価格上昇も期待が持てますね。
まとめ
- 今回の上げ失敗は出来高が増えなかった事が影響している
- MACD指標によるダイバージェンスも下落に影響しトレンドの転換期を示唆している
- 過去の悪材料を払拭し、出来高が上がれば調整(少し下落)後に再度、1万を超える事が出来る
- 現在はトレンドの転換期であり、調整波(下落相場)の方向の可能性が高い