県造園技能競技大会、26人が技術競う【山口】
造園技能の向上を目的とした第12回県造園技能競技大会が16日、山口市阿知須の道の駅「きららあじす」隣接地で開かれた。県内外の造園技能者26人が出場し、「ミニ庭園」「延段」「石積み」の3部門に分かれて技術を競い合った。日本造園組合連合会県支部(髙山昭俊支部長)主催。
各部門とも5時間の制限時間が設けられた。ミニ庭園は広さ2・5×3㍍の敷地内に、つくばいと竹垣などを配して和の空間を創出する競技で、参加者は真剣なまなざしで手際よく作業を進めていた。髙山支部長は「出場者同士で刺激を受け合い、技術を高めてもらえたら」と話した。
同支部のメンバーが完成度や技能、配置のバランスなどを審査し、各部門とも最高位の金賞・知事賞、銀賞・県職業能力開発協会長賞、銅賞・造園連県支部長賞を選出した。作品は3月中旬まで同所に展示される。
成績は次の通り。(敬称略)
◇ミニ庭園▽金賞=安達一樹(アダチ庭園)▽銀賞=藤﨑賢博(岡部造園)▽銅賞=濱田陽介(濱田造園)◇延段▽金賞=藤井幹太(髙山造庭園)▽銀賞=里居恭平(山口松樹園)▽銅賞=瀬川貴登(瀬川園芸)◇石積み▽金賞=真鍋幹汰(髙山造庭園)▽銀賞=山田孝昭(かのや緑研)▽銅賞=手嶋好樹(山口松樹園)