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【Vamos!! FC東京】

「東京のスタイルを示す」FC東京のDF森重がACL初戦を前に静かな闘志 11日に蔚山と対戦

2020年2月10日 21時6分

FC東京のDF森重真人

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 【蔚山(韓国)】サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区は11日に開幕。プレーオフを勝ち抜いた1次リーグF組のFC東京は当地での初戦で蔚山(韓国)と対戦する。10日は試合前日の公式会見などがあり、FC東京は長谷川健太監督(54)とDF森重真人(32)が登壇。長谷川監督は初戦の難しさを指摘した上で「試合への入りとセットプレー」を勝敗を染め分ける鍵に挙げた。また、4年ぶりのアジアでの戦いを前に、森重は「優勝を目指したい」と意気込んだ。

 森重はFC東京の“初陣”となった2012年大会でも初戦の公式会見に臨み、やや控えめにこう口にした。

 「アジアに東京のスタイルを示したい」

 だが、当時から8年が経過。16年大会も含め3度目となる「アジア」という大舞台での戦いを前に抱く思いは一歩先へと進み、野心をはらんだ。

 「(16年大会から)4年ぶりに戻って来ることができてうれしく思う。今大会は、日本の代表として優勝を目指していきたい」

 “変化”の理由は明白だった。

 「(ACLは)3回目の出場になる。自分自身は(初出場から)年齢も経験も重ねてきた。ACLには4年ごとに出てきたが、そのときどきとは立場も環境も変わった。今は『出てみたかった』という時期は過ぎて『優勝したい』になった」

 蔚山は8年前の1次リーグも同組で苦杯をなめた相手。当時と同じく高さが武器で、今季から身長190センチ超のノルウェー代表FWヨハンセンも加わり、空中戦での強さに磨きがかかった。

 だが、森重は「(ポイントは)韓国のクラブの特長でもある力勝負に勝てるかどうか。これまでの東京はそういうチームを苦手にしてきたが、(渡辺)剛にも高さがあるし、(GK林)彰洋もハイボールに強い。経験値もあるし、成熟してきたのでそれを試せるいい機会」と自信を漂わせた。

 前回対戦時はホームで引き分け、アウェーでは惜敗。まずは借りを返し、過去2回は16強止まりだったクラブの歴史を塗り替える“旅”に弾みをつける。

 ▽FC東京・長谷川監督(自身4度目のACLを前に)「現時点でやるべきことはやった。難しい戦いが続くと思うが、一戦一戦力を全て出し切って、FC東京のサッカーをしてきたい」

 

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