中日の立石充男野手総合コーチ(62)が11日、春季キャンプが行われている読谷球場で取材に応じ、南海時代に野村克也さん=享年84=の死去を悼んだ。
1976年にドラフト2位で南海に入団した当時、野村さんは選手兼任監督を務めていた。入団1年目の秋季キャンプ中、風呂で一緒になった時に「立石やないか」と話し掛けられ「とにかく4年間はしっかり頑張りなさい。そのうち結果はでてくるから」と言われた言葉は今も鮮明に覚えている。
野村さんの教えは指導者となった今も生きている。「選手に教えて、1度離れてみてからどう成長するかを見ることが大切なことを学ばせてもらいました。ご冥福をお祈りします」と悲しんだ。