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【競馬・ボート・競輪】

引退迫る6歳牝馬のアルメリアブルームが29戦目の重賞初制覇へ意気揚々 愛知杯2着から中3週で馬場悪化歓迎

2020年2月11日 15時11分

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◇第113回京都記念(G2・16日・京都・芝2200メートル)

 現役引退を間近に控えた6歳牝馬のアルメリアブルームが重賞初制覇を狙う。前走の愛知杯は小雨の重馬場という悪条件を苦にすることなく、中団からしぶとく脚を伸ばしての2着。首差で惜しくも勝利はならなかったが、明けて6歳とは思えないほどの円熟の走りを見せた。29戦目で悲願のタイトルに手が届くか。残されたチャンスは少ない。所属クラブの内規でこの春での引退が決まっているからだ。

 

 「前走の小倉でも良く走ってくれました。重馬場でも全く苦にすることなく、接戦に持ち込んでくれた。勝った馬はうちの馬以上に道悪が良かったようですが、それでもいい内容でしたから」と高橋康師。欲しかったのは白星だが、2着でも中身のある走りは見せた。その一戦から中3週のローテで向かう京都記念。牡馬混合の戦いで相手は強くなるが、好調を持続して淀へと挑む。

 

 「長距離輸送後ですから立ち上がりに時間はかかりましたが、状態を戻すのが早かったです。動きは前走時よりもいいと思えるぐらい。先週から気持ちも入ってきましたから。ええ、今が充実期だと思います」と高橋康師はピークの仕上がりに目を細めた。

 

 全5勝のうち、京都で4勝。先週は馬場が乾燥して時計が出ていた京都芝だが、週末へ向けて雨が続く予報が出ており、同師は「時計がかかった方がいい」と馬場悪化を歓迎する。充実した状態と小柄な牝馬ながらも力感あふれる走り。それらを武器に6歳牝馬のアルメリアブルームが得意舞台であっと驚く走りを見せる。

 

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