新型コロナウイルスが年明けから感染を広げています。
なかでも、日本国内でも各地でマスクが売り切れるなど深刻なマスク不足現象が起こっています。
噂ではマスクは効果ありという情報があります。その影響でマスクをしている人の多くは予防効果を期待していると思われます。
そんでもって、新型コロナウイルスに対するマスクの予防効果を巡っては、さまざまな嘘が本当かわからない情報が飛び交っています。
マスクは予防になるのでしょうか?それともつけても予防効果は無いのでしょうか?
現時点で分かっていることを
マスクについて1つ確実なことがあります。
それは、症状が少しでもある人は必ずマスクをするべきだと考えられます。
せきやくしゃみをすると、1メートルから2メートルほど、唾液などの飛まつが飛ぶとされています。万が一、感染している場合は、この飛まつがウイルスを広げる大きな要因となります。
唾液など人にかかると粘膜からの感染も可能性として出てくるので、予防では効果が期待されませんが、人にうつさないと言う点では効果はあるのではないでしょうか。
インフルエンザや通常のコロナウイルスなど多くのウイルス性感染症で共通する特徴です。
このため、せきやくしゃみの症状がある人が正しくマスクをつけることは、他の人にうつさない、感染を広げないための手段です。
では、せきなどの症状が無い人のマスク着用については、どのような情報が提供されているのでしょうか?
国内や海外の主な機関のホームページから、症状が無い人のマスクについて書かれた内容がありまして、ホームページの内容は2月11日現在の情報です。今後も、新しい情報が発信されるので確認しておくと良いでしょう。
首相官邸HPでは?
「予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物などの換気が不十分な場所では1つの予防策と考えられます」としています。
ただ、同時に「相当混雑していない限り、効果はあまり認められていません」と注釈を付けて説明していました。
厚労省HP
2月7日に新型コロナウイルスについてのQ&Aが更新され、首相官邸のホームページと同じ内容が掲載されました。
WHO(世界保健機関)のHP
WHOはQ&Aの中で、「予防のためにマスクを着用すべきですか?」という項目を設けています。
この中では、マスクだけでは感染を防げる保証は無いとして、貴重な資源をむだにせず、また間違った使い方をしないためにも、症状のある人だけがマスクをするよう呼びかけています。
また、同じ場所にリンクがつけられている「マスク使用のアドバイス」には、マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ないと書かれています。
ただ、新型コロナウイルスの患者の看病などをする場合はマスクをつけるべきだとしています。
CDC(アメリカ疾病対策センター)
インフルエンザが大流行した際の備えについて用意されたガイドラインを、新型コロナウイルスが大流行した際にも有効だとして紹介しています。
予防があまり意味がないにしろ、少なからずインフルエンザなどの予防になっている可能性があります。
その中では、特別な状況にないかぎり、感染を避けるという目的で症状のない人がマスクを着用することは推奨しないとしています。
脱いだマスクを再びつけることによって感染のリスクも高まります。
一方で、人混みを避けられない場合や、妊婦や高齢者など発症するとリスクが大きい人や、家族などでそうした人と接触する場合は、マスクを使用してもいいとしています。
一番ベストな考えは家から出ないことでしょう。
今回、調べたホームページを見た結論としては、マスクだけでは、予防効果はあまり期待できないけれど、人混みの中など一定の環境では、ある程度の予防に役立つかもしれない。ただ、科学的なエビデンスは存在しません。
普段から行う手洗い、うがいなど至極当たり前のことをする事が良いでしょう。
また、自己免疫力を高めることによって体内に侵入しても免疫で感染の可能性を減らせるので普段の体調管理をしっかりしましょう。
1現在も世界保健機関(WHO)マスクや手袋などの個人防護用品の不足が深刻になっていると警鐘を鳴らしました。
新型コロナウイルスの感染を恐れる顧客の買いだめなどが一因とみられています。WHOは特に最前線で働く医療関係者に十分にいき渡っていないとし、各国や企業と協力して対策を急ぐ方針だそうです。
WHOは個人防護用品の需要は通常時に比べ最大100倍、価格は同20倍になっていると分析した。インターネットではマスクなどが高額出品されていることもあります。
新型コロナウイルスの感染は拡大を続け、感染者数は3万1千人を超えている。日本では7日、横浜港で検疫を受けているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに41人の感染が確認されました。
乗客や乗員はウイルス潜伏期間相当の14日間は船内で待機することを強いられています。WHOは「身体的、精神的にもとてもつらい状況であり、日本の当局と対策を緊密に協議している」としました。
一方でWHOは船内という閉鎖された特殊な環境を考えれば、感染率は飛び抜けて高いわけではないとの認識も示しました。
今回の新型コロナウイルスの影響でIMF(国際通貨基金)が日本は消費税15%に引き上げるべきと話題になっていました。
経済にも影響を与えているので新型コロナウイルスが一刻も早く治る事を願います。
参考元
https://www.japan-who.or.jp/event/2020/AUTO_UPDATE/2002-11.html