とどまることのないデータの増加に直面する開発者にとって、データの処理速度を上げる技術は有用だ。クエリ(データ操作)言語「GraphQL」は、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の構築をシンプルにし、データ取得の流れを明確に表現することで、データの迅速な処理を可能にする。
データ連携のための枠組みを定義したアーキテクチャには他に「REST」(Representational State Transfer)が存在する。以下でGraphQLのメリットや、RESTと比較した場合の強みと弱みを紹介しよう。
GraphQLは洗練されたデータ取得プロセスを持つ。取り扱うデータ構造を明確に定義した上で、単一のエンドポイント(APIにアクセスするためのURL)を介してクエリを受け渡すことにより、シンプルなデータ連携を実現する。このことが、RESTの抱えるデータの取得過剰や取得不足といった問題の解決につながる。
こうしたGraphQLの特徴によって、データ連携に必要なエンドポイントの数を減らせるとともに、必要なデータを一度の呼び出しでまとめて取得できるようになる。加えてGraphQLはデータ交換のために任意の通信プロトコルを利用できるため、HTTP、HTTPS、WebSocket、TCPなど任意のプロトコル経由でのデータ交換ができる。
RESTと比べた場合のGraphQLの魅力は効率の高さだ。RESTは、複数のサーバにクエリを送った結果、必要なデータが大量の不要なデータに紛れた状態で渡されることがある。この非効率な状態が、リクエストされたデータを全て返すために必要な時間が長くなる原因となる。
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Office 2010のサポート終了が迫る中、Accessのリプレース先として、利便性をそのままに運用課題を一掃できる「Webデータベース」が注目されている。属人化や個別システムの乱立などの課題を解決した6社の事例から、その実力に迫る。
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働き方改革の推進により生産性向上への取り組みが不可欠となっている昨今、その手段の1つとして「Webデータベース」を導入し、成果を上げる企業が増えてきた。5社の事例を基に、Webデータベースの活用法と実力を探る。
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