今回は、山都酒造のシングルモルトウイスキー 山都を飲んでみます。
山都酒造は、熊本県山都町にある酒造メーカーです。山都町は農業用水を送る水道橋、通潤橋で有名な町です。
山都酒造は様々な本格焼酎と日本酒を造っていますが、ウイスキーの製造免許は2017年に取得したばかりです。
そんなこのメーカーが出したシングルモルトウイスキーが山都です。
ラベルを見ると、いかにも某有名なシングルモルトを思い起こさせますが、元々パロディ商品を出すメーカーであるため、半分ジョークなのかもしれません。
新樽を使って熟成したとありますが、そもそも免許取得から2年ほどしか経っておらず、モルトウイスキー用のポットスチルを入れたという情報も無いため、おそらくはスコットランドから買い付けたバルクウイスキーではないかと思われます。
グラスに注ぐと、液色は少々濃いめの琥珀色、香りは樽からのウッディさが強く表れています。
口に含むと、ホワイトオークの木材の香りが先に訪れ、後からシナモン、ブドウ、クローブが続きます。
味わいは、アルコールの辛みは少なく、ほろ苦さが主体になっています。
ロックにすると、ウッディさは影を潜め、シナモンやクローブなどのスパイシーな香りが主体になります。奥からはブドウの香りも感じ取れます。
味わいは、引き続きほろ苦さが先立ちますが、後から甘みが広がってきます。
ハイボールでは、ウッディな香りがさらに引き立つようになり、スパイシーさもストレート以上に強まる印象になります。
味わいは、渋みが強いものとなり、甘みはあまり感じられません。
ネタに走ったといわれますが、オリエンタルなスパイシーさと木の香りが印象的で、人によってはエグい香りに感じられるかもしれません。そのあたりは、新樽を使ったことが影響しているかもしれません。
700mL、アルコール度数43度、価格は5000円ほど。地ウイスキーというエクスキューズをつけても、この値段はいささか高いように思えます。
熊本初の地ウイスキー?
山都酒造は様々な本格焼酎と日本酒を造っていますが、ウイスキーの製造免許は2017年に取得したばかりです。
そんなこのメーカーが出したシングルモルトウイスキーが山都です。
ラベルを見ると、いかにも某有名なシングルモルトを思い起こさせますが、元々パロディ商品を出すメーカーであるため、半分ジョークなのかもしれません。
新樽を使って熟成したとありますが、そもそも免許取得から2年ほどしか経っておらず、モルトウイスキー用のポットスチルを入れたという情報も無いため、おそらくはスコットランドから買い付けたバルクウイスキーではないかと思われます。
オリエンタルな香りが広がる
では、ストレートから飲みます。グラスに注ぐと、液色は少々濃いめの琥珀色、香りは樽からのウッディさが強く表れています。
口に含むと、ホワイトオークの木材の香りが先に訪れ、後からシナモン、ブドウ、クローブが続きます。
味わいは、アルコールの辛みは少なく、ほろ苦さが主体になっています。
ロックにすると、ウッディさは影を潜め、シナモンやクローブなどのスパイシーな香りが主体になります。奥からはブドウの香りも感じ取れます。
味わいは、引き続きほろ苦さが先立ちますが、後から甘みが広がってきます。
ハイボールでは、ウッディな香りがさらに引き立つようになり、スパイシーさもストレート以上に強まる印象になります。
味わいは、渋みが強いものとなり、甘みはあまり感じられません。
ネタに走ったといわれますが、オリエンタルなスパイシーさと木の香りが印象的で、人によってはエグい香りに感じられるかもしれません。そのあたりは、新樽を使ったことが影響しているかもしれません。
700mL、アルコール度数43度、価格は5000円ほど。地ウイスキーというエクスキューズをつけても、この値段はいささか高いように思えます。
<個人的評価>
- 香り B: ウッディな香りが主体。奥からクローブ、シナモンのスパイシーさ、ブドウの香りが続く。
- 味わい C: 苦みが強め。甘みは加水とともに消えていく。
- 総評 C: 個性的だが、癖が強すぎる上に熟成感が薄い。