ICEは効率の点ではEVに遥かに及ばないよ。印象だけでは語るとデマになるので、少し計算した方が良い。
原油⇒精製(90%)⇒輸送(98%)⇒エンジン(15-30%)⇒変速ロス(80-90%)
=11%-25%程度
一番の問題は、熱機関は最良でもカルノーサイクルの壁を超えられないこと。つまり入力と出力の温度差による限界が来るわけ。
エンジンの素材は金属なので、良くても数百度とかにしかできないわけで、予算度外視でどんなに効率をよくしても60%に至ることはありえない。
エンジンはアルミか鉄なわけで、そこまで高温にできない。それで30%止まりと言うわけ。最近50%近いエンジンができたーとか言うニュースもあるが、もう熱力学上、天井は見え始めている。
ディーゼルエンジンは効率が比較的高く、CO2の排出もガソリンエンジンよりも少ないとされるが、NOx/PMなどの排出が多い問題がある。ここら辺はマツダが頑張ってSCRなしのエンジン作ったけど、結局、煤焼き運転必要だったりするので、その分の燃料は無駄になるわけだよね。
で、エンジン車の問題として、トルクバンドが上のほうにあるので、クラッチ、トルクコンバーター等と変速機が必ず必要となる。その際にロスが出てしまう。
原油⇒火力発電(超臨界発電) 50%⇒送電 (95%) ⇒バッテリへ充電(90%)⇒放電(96%)⇒モーター(95%)
=39%
EVの場合、一番効率の悪い「火力発電」の部分を再生エネルギーに転嫁することで、CO2削減を目指せる。
再エネにしなかったとしても、現状でも50%の効率は稼げる。なぜ熱機関なのにここまで効率が出せるかと言うと、巨大なプラントで高温に耐えるコストの高いタービンを回してるから。
それによって熱機関の効率が高められるから。車のエンジンは小さくてスケールメリットが働かないよね。でも発電所レベルなら巨大で、コストも充分かけられるのでこう言う芸当ができる。
で、電気の輸送に関しては送電線なので一度つなげたらしばらくはCO2を出さない。送電の効率も超高圧送電(100万ボルト以上)によって高まっている。
また、インバーターとかモーターに電気を流す部分はパワーデバイス(GaN等)の発展によってどんどん効率が上がっている。
なお、モーターのトルク特性としてエンジン車のように変速は不要のため、クラッチ・トルコン・変速機などによるロスはない。将来、インホイールモーターが実用化されれば、モーター→タイヤへの伝達効率は上昇する。
ちなみに、EVは回生充電もできるために、ブレーキ時に運動エネルギーがICEほど熱に変わらない。
一方ICEはエンジンブレーキを使ったとしてもエネルギーに変えているわけではないので(多少オルタネータの充電制御は入るが)、ブレーキ時には運動エネルギーを熱にしてしまう。せっかく石油を燃やして運動エネルギーを得たのに、そのエネルギーを回収しないで熱に変えるわけ。
まあとはいえ回生時にパワーデバイスとかの充電ロスがあるから、実はコースティング(回生も何もしない)で空走した方が距離を稼げる。なので、前の信号が赤にかわったとき、EVに関していえば、ブレーキも何も踏まないで空走状態を維持し、空気抵抗だけで0kmにするのが一番効率が高い。まあ、そんなことしていたらノロノロすぎてウザがられるので、妥協点として回生ブレーキを使ってちょっとはロスするけど、エネルギーを回収しながら止まるってことだね。
ICEだと、エンジンブレーキを積極的に使って、ブレーキを踏まない運転を心がければ良い。やってはいけないのは、Nに入れて空走すること。Nに入れるとエンジンはアイドリングを維持するために燃料を消費する。ギアを入れたままエンジンブレーキをかけると、その間は燃料噴射をやめても回転が維持できるので、エンジンは燃料噴射をやめて、実質消費はゼロとなる。
バッテリーの製造時の負荷は確かに高い。しかし、製造には電気を使っているので、電力構成によりCO2の排出は変わる。つまりグリーンなエネルギーを使えば問題なくCO2を減らせると言うこと。
なお id:poko_pen がマツダのWell-to-Wheel理論を持ち出しているが、あれば古い時代のバッテリー製造時のCO2データを使っていて、過大評価。最近のテスラのLi-ion電池工場では、再エネを利用して製造しているのでCO2はほぼ0に近い。
マツダはEVよりもICE派で、SPCCI(圧縮着火)とかで頑張ってるから、バイアスがかかってるのは仕方ないと思うね。
例えば沖縄は石炭火力の比率が高いため、EVの効率を持ってしてもCO2の排出がICEより高くなる。しかし、それ以外の都道府県ではICEよりEVの方がCO2が低い。原発が動いていない現時点でもね。
PHEVはもちろんICEより遥かにCO2を出さないが、EVには勝てない。ただ、電力構成によっては逆転もありうるが、ほとんどの都道府県ではEVの方がCO2を出さない。
燃料電池車に関していえば、無用の長物と言える。水素を製造する場合にも電力が必要だが、まあこれを再エネで行ったとしても、水素の輸送とタンクに注入する際の水素の圧縮時のロスは非常に大きい。
EVならば、送電線さえあればいいわけで、わざわざ輸送する必要がない。
また燃料電池は化学反応なので、アクセルレスポンスが遅いと言う欠点があり、それを補うために燃料電池車には結局バッテリーが積まれている。
ただ、航続距離は長いために、俺は現代におけるタクシーとかのLPG車みたいに細々と残るとは思う。航続距離が重要なトラックやバス、タクシーなどには燃料電池が使われるかもしれない。
効率以外にも、めんどくさい高圧タンクの法定点検とか、割と問題は多い。水素ステーションは可燃性の水素を貯蔵するわけだから、EVの充電スタンドよりも法的なめんどくささがあるのも確か。
これは燃料電池車より論外。カルノーサイクルに縛られてしまうので、電気分解よりも効率が悪くなる。水素の使い方としては燃料電池よりも悪い。
URL貼るとスパム認定されるから貼れないけど、US DoEとかCARB、日本だと日本自動車研究所あたりの公開資料を見ればソースに当たれる。
こいつらがグレタに賛成してると思うとはらわたが煮えくりかえるよな。
そもそも火力発電で石油燃やして電気作って、その電気で電気自動車乗ってる時点でおかしいんだよ どんだけ変換時のコストでエネルギーをロスしてるんだよ ガソリンの方が確実にコス...
ICEは効率の点ではEVに遥かに及ばないよ。印象だけでは語るとデマになるので、少し計算した方が良い。 エンジン (ICE: internal combustion engine) 効率 原油⇒精製(90%)⇒輸送(98%)⇒エンジン(15-30...
それは国によって状況は異なってて、先進国なら軒並み電気自動車使ったほうが効率良くなるらしい。(ソース引っ張ってくるの大変だな、見当たらん) テスラみたいな不必要にでかいの...
電気はそのうち太陽光発電だけで賄えるようになるからそれを待て。
EVも太陽光発電の家も買えない庶民はどうすれば
そりゃ原発再稼働よ 原発は貧民の味方だから
原発賛成したら1000万のテスラと5000万のソーラー一戸建てが手に入る理屈はないんでしょどうせ
中国生産分なら400万円台だぞ
伊能忠敬を見習う必要がある。
もっともらしく聞こえるが、電気は大量に作るほど効率が良いのでこのように比較することはできない。 中学生の物理における「ただし空気抵抗と摩擦は考えないことにする」並の論理...
製造過程も考慮すると、高効率ガソリンエンジンのHVの方がEVよりCO2放出ご少ないって記事見た。
リチウム採掘の環境破壊を無視するテスラ上げの皆さんには辟易する
発電所の効率と自動車のエンジンの効率では差があるでしょうよ
ガソリンは電線経由で光の速度で送られてくるわけじゃないんですよ
上水道と同じようにガソリン道を整備すれば、 ご家庭ごとにガソリンが送られるようにできるんじゃ?
でかすぎるディーゼルSUVで黒煙モクモク吐いてる車に乗っている人の方が迷惑なのでテスラ増加歓迎
中古のコンパクトカーしか買えない非正規が登ってこれないように蓋をするのは合理的な行動。
ワイはスマートが欲しい
値段見たけどこれ86みたいに中古になったら若者が買えたりするの?
500万切るころにはバッテリーがやばいことになってる
ちょっと前に5chで百万でも売買不成立になったって噂が立って日本語の怪しい奴が必死に火消ししてたぞ
中古車の話をしてるんですけど
1000万円の5年落ちが100万円付かなかったって話だぞ
ひょえ~