「水合わせの方法」として広く一般的に使われているものに「点滴法」と言われるものがあります。
大手通販業者のチャームなどでもこの方法を推奨していますが、こんなことやっているから死んじゃうんです。
チャームのやっていることは、生体を扱う企業として恥ずべき行為です。
点滴キットでどれだけの生体が命を無駄にしたのかを考えるべきでしょう。

特に海産のエビなどでは点滴法なんてやれば、殆どが当日若しくは翌日には死んでいます。
低PH下で飼育されているビーシュリンプなども同じです。

IMGP0229


そもそも何のために水合わせを行うのでしょう?
もし「PHショックを緩和するため」と答えているようであれば、その見識を疑った方がいいです。

水合わせの必要性とはあくまでも種類の違うバクテリア同士の対面と、それに伴うバクテリアの活性化による酸欠で死亡するのを未然に防ぐために行う作業だからです。

魚やエビが住んでいる環境水は、飼育されている魚やエビに適したバクテリアが存在しているため、それぞれの水槽のバクテリアやその数が違います。
違ったバクテリア同士が対面することで、バクテリアが活性化します。
その際に消費されるのが大量の酸素です。
つまり赤潮が発生した際にいけすの魚が死んでしまうのと同じ原理です。
魚にしろエビにしろ、呼吸ができるのは鰓であり、鰓でバクテリアによる大量の酸素消費が行われれば、当然魚には酸素は供給されず酸欠になってしまいます。
中でもエビは特に酸欠に弱く、エビが水合わせで失敗しやすいのはこのような理由からです。

IMGP0228

点滴法ではゆっくりと水を混ぜ合わせることでPHを近づけようとしているようですが、はっきり言って無意味です。
何よりそんな危険を冒す必然性がありませんし、そんな大嘘がまかり通っているのもネットという環境と一部のまともに飼育もしたことのない人間が、チャームなどのHPを斜め読みして、デタラメな情報を拡散しているためと考えています。

何よりチャームはきちんとしたエビデンスを示す必要がありますし、万が一エビデンスを示せないのであれば企業としてこのようないい加減な水合わせの方法を流すべきではありません。
そのせいでどれだけの命が散っていったのかを考えるべきです。



正しい水合わせの方法はこちらを参照してください。

無駄に命を散らすことのないよう祈っております。
どこにもエアレーションの必要性が書かれていないチャームの水合わせのページがこちら
企業として今後改善されることを願っています。



2018年12月21日追加

今日チャームのページを確認するとそれまで記載されていなかった「トリートメント方法」なるものが追加されていました。
少し前進したようにも思えますが水合わせに関する限り、あくまでエアレーションの必要性については訂正がされていません。
ご注意を。



2019年6月12日追加

水合わせの方法の記事及び動画を追加しました。
詳しくはこちらから


#レッド ビーシュリンプ 水 合わせ 成功 #レッドビーシュリンプ 抱卵 #レッドビーシュリンプ水槽立ち上げ期間 #レッドビーシュリンプ 水温 #レッドビーシュリンプ 外部フィルター #レッドビーシュリンプ繁殖ソイル #レッドビーシュリンプ 水草 #ビーシュリンプ 飼育 セット #ビーシュリンプ 繁殖 コツ #ビーシュリンプ 種類 #海水エビの水合わせ #海水エビの水合わせが難しい #ミナミヌマエビ 水合わせ #ヤマトヌマエビ 水合わせ #レッドビーシュリンプ 水合わせ #熱帯魚 水合わせ #海水魚 水合わせ #スカンクシュリンプ 水合わせ #チャーム 水合わせ

NINJA TOOLS