昨季の最優秀防御率投手で中日の大野雄大投手(31)が9日、北谷球場で行われた実戦形式のシート打撃に登板。圧巻のピッチングを見せた。キャンプに入って初となる打者相手の登板は、7人に対して無安打1奪三振。ストレートの最速は147キロ。外野に飛んだのは、最後の打者となった高橋の左飛だけだった。東京五輪の日本代表入りを目指し、シーズン開幕投手候補でもある左腕は、2020年の初登板を見事なピッチングで滑り出した。
登板後「よかったと思います。結果も気にするタイプなので、結果もよかったし、内容もよかった」と満足顔。さらにこの日のテーマが「真っすぐの強さがどれだけ通用するか」だった中、ビシエド相手に2ボールから146キロ速球で詰まらせて二飛に打ち取ったことを振り返り「2ボールからでも、真っすぐを待っているところで真っすぐで仕留められた」と収穫を口にした。