「TGC AUDITION 2020」の公開ドラフト会議が9日、東京都内で開かれ、歌手の華原朋美(45)ら芸能人8人が各所属事務所を代表して特別審査員として参加した。
ファッションイベント「東京ガールズコレクション」(TGC)がプロデュースするガールズオーディション。約8000人の応募者から絞り込まれた35人が、参加した大手芸能事務所8社から指名を受けるべくダンスなど特技を披露して猛アピールした。
華原が所属するプロダクション尾木は、沖縄県出身の加蘭桃子さん(12)を1位指名。華原は「見ているだけで心がおどるダンスがすばらしかった」と激賞した。
華原はタレントの卵たちとデビュー当時の自分を重ねて感傷モードに。約30年の芸能生活を回顧して「山あり谷ありでした」としみじみ。「オーディションは落ちてばかり。でも、ある人と出会って運命が変わった」と音楽プロデューサーの小室哲哉さんとの出会いを懐かしみ、コンビでヒット曲を連発した絶頂期に思いをはせた。
心身の不調で何度も休養を繰り返した経験を踏まえ「芸能界は甘くないし、いいことばかりではない。努力が必要な時がたくさんある」と厳しいアドバイスを贈ったが、最後は昨夏の長男出産後の子育て生活を紹介し「かわいい息子がすくすく育って、今は幸せいっぱいです」と笑顔で締めくくった。