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【フィギュア】男子最年少で銅メダルの鍵山優真「一つのご褒美だと思う」次戦3月の世界ジュニアで頂点目指す2020年2月9日 18時8分 ◇9日 フィギュアスケート四大陸選手権最終日・男子フリー(ソウル)ショートプログラム(SP)1位で五輪連覇の羽生結弦(25)=ANA=はフリー1位の187・60点、合計299・42点で初優勝し、主要4大会にジュニア2大会を加えた6冠の「スーパースラム」を男子史上初めて達成した。SP5位で冬季ユース五輪王者の鍵山優真(16)=神奈川・星槎国際高横浜=は合計270.61点で3位、SP7位の友野一希(21)=同大=は合計251・05点で7位。2位はジェーソン・ブラウン(米国)だった。 ジュニア勢として堂々の表彰台に上った。16歳の鍵山はSPでも自己ベストを更新したが、この日のフリーでも12・59点も自己ベストを更新する179・00点で3位に浮上。こちらも自己ベストの合計270.61点で初出場ながら銅メダルに輝いた。 「本当にメダル獲得できると思っていなくて、正直びっくり。ここまで努力してきて一つのご褒美だと思う」。男子最年少の16歳での出場ながら、終始落ち着いた演技を披露。軽やかに決めた冒頭のトーループの4回転-2回転の連続ジャンプは、出来栄え点の加点で3・26点もたたき出す完ぺきなジャンプ。その他のジャンプも次々と成功させた。悔やまれるのが最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で着氷が乱れたことくらいだった。 「楽しく思い切りでき、結構満足の演技で良かった。最後のアクセルは技術的なことでもなくて、気持ち的なことでもなく、ただ単に体力がなかったということだけ」。シニアの大舞台でお気に入りのプログラム「タッカー」を自分らしく滑った鍵山は、その潜在能力をいかんなく世界にアピールした。 「あまり緊張はなかった。いまの自分がどれだけ戦えるのかを知りたかったので、本当にいい点数が出て良かったな。このメンバーの中で自分も入って戦えたことはすごく楽しかったので、その中でも自分の演技に集中しながらSPもフリーもいい演技ができたのですごくよかった」 次戦は3月4日開幕の世界ジュニア選手権(エストニア・タリン)。「この大会で得た自信を生かして、この大会よりもっといい演技ができるように頑張りたい」。1月の冬季ユース五輪も制した16歳は大きな自信を手に同世代が待つ大舞台に向かう。
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