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【フィギュア】

羽生結弦のシニア主要国際4大会“完全制覇”は男子4人目…憧れの皇帝プルシェンコらと肩を並べた

2020年2月9日 16時37分

演技後の羽生結弦

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◇9日 フィギュアスケート四大陸選手権最終日・男子フリー(ソウル)

 ショートプログラム(SP)1位で五輪連覇の羽生結弦(25)=ANA=はフリー1位の187・60点、合計299・42点で初優勝し、シニアの主要国際4大会にジュニア2大会を加えた6冠の「スーパースラム」を男子史上初めて達成。また、冬季五輪、世界選手権、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権もしくは欧州選手権のシニア主要国際4大会の“完全制覇”は男子では史上4人目となった。

 最初に達成したのは2002年ソルトレークシティー五輪王者のアレクセイ・ヤグディン(ロシア)で、1998年欧州選手権、98年世界選手権、98年GPファイナル、02年五輪の順。2人目は06年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)で、99年GPファイナル、00年欧州選手権、01年世界選手権、06年五輪の順で達成した。3人目は10年バンクーバー五輪王者のエヴァン・ライサチェク(米国)で、こちらは05年四大陸選手権、09年世界選手権、09年GPファイナル、10年五輪の順だった。

 過去3人はすべて4年に1度の五輪で“完全制覇”を達成しただけに、13年GPファイナル、14年五輪、14年世界選手権、そして今回の四大陸選手権で達成した羽生は異例か。なお、世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米国)は17年四大陸選手権、17年GPファイナル、18年世界選手権の順で制しており、五輪を残して王手をかけている。また、世界ジュニアとジュニアGPファイナルを含めた6冠は羽生が男子史上初めてだが、ヤグディン、プルシェンコのジュニア時代にはジュニアGPファイナルは開催されていなかった。

 

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