フリーを実施した女子は、ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17)=関大KFSC=がフリー1位の151・16点をマーク。合計232・34点で、シングルでは男女通じて初の大会連覇を達成した。
最終21番滑走だった紀平は冒頭のジャンプでの挑戦に意欲を見せていた4回転サルコーは回避。1本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転が抜けてシングルとなったが、2本目のトリプルアクセルを2回転トーループとの連続ジャンプにしてリカバリー。その他の要素も無難にまとめて逃げ切った。
大会連覇で3月の世界選(カナダ・モントリオール)への弾みをつけた紀平は場内に流れた優勝インタビューで「今日はちょっと緊張したけど、次につながるいい演技でした。これからしっかり世界選手権に向けて練習する計画を立てていきたいと思います」と喜びを語っていた。
他の日本勢はSP5位の樋口新葉(19)=明大=が合計207・46点の4位、同4位の坂本花織(19)=シスメックス=が合計202・79点の5位だった。