益田暢子
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シロテンハナムグリの化石を見つけた小学5年の竹之内春輝さん=2019年10月31日午後1時46分、茨城県東海村舟石川、益田暢子撮影
茨城県東海村の工事現場で、地層観察をしていた地元の小学生が偶然、コガネムシ科の昆虫「シロテンハナムグリ」の化石を見つけた。頭や胸、腹がそろった完全な形で、こうした保存状態の良い昆虫化石は珍しいという。
31日、発見した東海村立舟石川小5年の竹之内春輝さん(10)と、分析した千葉科学大非常勤講師の菊池芳文さんが発表した。
化石が見つかったのは、村が区画整理の工事現場で5月に開いた地層を観察する催し。竹之内さんによると、「地面に落ちていた石がピカッと光ったので、見てみたらコガネムシが付いてた」。自宅に持って帰ろうとしたが、講師を務めていた菊池さんに見せると「すごい発見かもしれない」と言われたという。
石に埋まったシロテンハナムグリは全長約24ミリ、幅約13ミリで、特徴である小さな白点の模様が化石でも確認できる。菊池さんによると、似た種類の昆虫化石は2015年に栃木県塩原市で発見されているが、シロテンハナムグリが完全な状態で見つかるのは国内初とみられるという。
現場は後期更新世(約12万~…
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