「帆波」は自殺しました。
のっけから物騒な書き出しで申し訳ないですが、一年前の今日を契機に彼は死にました。
今コレを書いているのはかつて「帆波」であった残滓です。
彼は一年前の5/6に、女性に対し不快な言動を与えたことを原因として、或る団体(以降団体Z)からの出入り禁止を宣言されました。
より正確に言うと、「文字での証拠を残さない伝聞口頭の体」で、上記の旨を伝えられました。
諸々判断に対する不服、正しくそれを文字として証拠の残る形でのやり取り、
何よりこちらからの関わりを全て一方的に拒否されたため、
汚名を濯ぐ機会を全く与えられなかったので、ここで経緯をすべて書いておきます。
「女性に対し不快な言動を与えた」、まぁ一言で言うと「セクハラ」と解釈されうる言動があった「可能性」そのものは認めました。
それらを認定するやり取りについては以下のように行われています。一部に推測を含むため正しくない可能性はありますが、それをこちらに判断する術は絶たれたため、事実と異なる可能性があることを念の為書いておきます。
またこれらの彼が主体となる行動はメールを送付しているのに対し、相手からの返答はよくてLINEであったりという形で「記録に残っていない」物が大半であり、結果として解釈を違えている可能性も併記しておきます。
1:原因となる場で不快なやり取りがあったということが、被害者女性Aの友人との雑談として女性Bに伝わる
2:女性Bはそれを「セクハラ案件があった」として団体Zに苦情を入れる
3:団体Zは女性Bの事実に対する事情聴取を彼に実施。彼は一部(不快とされたやりとり3件のうち1つ)を認めるが、残りの2件については不服とする旨を伝える。ただし不快とさせたも事実であるため、女性Aに対し詫びの文面を書くものとして承諾する。
4:団体Zを経由して届けるものになっていた詫び文章に対し、団体Z主観で「反省の色が足りない」と棄却される(2回)
5:こちらとしては検閲事態を不服、さらにはそもそも団体Zが間に挟まって居ることを不服とし、これ以上反省文を変更するつもりはないと宣言(なお、反省文中には「最低半年の活動自粛」が含まれている)。
6:団体Zから「反省の色無きため今後のイベント参加を禁止する」という旨を伝聞で伝えられる(なお、5以降のこちらから「団体Z公式」への応答は全て無視されている)。
だから正確に書くなら、先の「汚名を濯ぐ」という表現だと既についたとなるので、そもそも本当に「汚名を晴らす」が文字通りに適切です。
…細かい話はさておき。
やり取りそのものについては後に友人を含めた多方面に相談する限り、「会話の流れとしては自然だし、脇が甘かったと取れる部分があるにしろ不自然じゃない」という見解が全員でした(コレはそもそも先方よりも彼の方をよく知ってるバイアスが強い可能性もあります)。
余談ですが、今年の春先には、こんな奴にも「去年の参加者の方に今年もお願いしたく」というメールを飛ばしていたようです。
どの面下げて飛ばしてきてんだ。
そもそも女性Aに対し不快な思いをさせた上、その人に謝る機会を失った(=団体Zに握りつぶされた)という罪の意識に加え、
ある意味ライフワークとも取れるイベントとの関わり…しかも、実質的に息の通ったイベントしかない界隈からの絶縁状という、
休日の活動の多くを占めていた要素を失ったことも重なり、色々なものの捌け口を失った事から精神的な絶不調に陥りました。
「帆波」人格の苦悩は止めきれない殺意として色々なものを蝕み、一時は殺人衝動にまで行くほどでした。
それを抑えた結果、最終的には現実として「自殺」の一歩手前(実際に実施する寸前)まで行きました。
最終的には「帆波人格を殺す」ことで僕自身に対する、その活動から一切遠ざかる事で本当に殺したという実感を持つことで精神を安定させることにしました。
人格って書いてますけど、別に多重人格とかってわけじゃなくて、活動として名乗っていたリアルでない名前に宿ったもうひとりの僕だと思っています。
しかし正直酒に向かなくてよかった(むしろ酒に向くとまずいと早いうちから思っていたことも有り、酒の頻度を相当に落とした)。
帆波から大きく離れてほぼ一年。
別名義として小さなイベントにはまた通うようになりましたし、わずかずつですが団体Zの息のかかってない範囲で活動範囲を戻すようにしました。もちろん、経緯を知らない人が僕を「帆波(さ)ん」と呼ぶのは大丈夫です。
ただ、皆さんに愛され、皆さんと色々なものを分かちあった「帆波」は、一年前に「自殺」しました。
僕から「帆波」を切り離して分かった事もあります。「自殺」で空いた穴も大きかったけど、今はそこを少しずつ埋めることができています。
一度は「帆波」を「取り戻す」事を考えましたが、今はハリボテでも埋める事ができている以上、そこに固執しなくてもいいのかなと思っています。
もしかしたら「帆波」が戻ってくることも有るのかもしれませんし、そうでなくとも、今の状況で良いかなと思っています。
逆に「帆波」だったからこそできなかったことに今挑戦できている部分もありますし、「帆波」だったころに逆に固められてしまって身動きが取れなかったことにアプローチを取ることもできるようになりました。
団体Zに対する名誉回復なんていりませんし、僕はもはやそれを望んでいません。
だから上記経緯は僕の主観的事実であり、事実じゃないことが含まれているという反論が合ったところで、こちらからもうそれ以上やり取りするつもりもありません。そうでなければ、こちらからのやり取りに応答するべきだったのですから。
ただ、僕個人から女性Aに対して間接的にでも謝罪できる機会を失ったことだけは、女性Aに対し申し訳ないと思います。
以上はかつて「帆波」だった残滓が、「帆波」への鎮魂を思い書いた文章です。
今はあまり名乗る機会のある場に出ていって居ないこともありますが、仕方なく名乗る場合は「無銘のすらいむ」と名乗って居ることが多いです。もしくはこの文章から時間が経った際には何らかの銘がついていることも有りましょう。
「帆波」であった僕自身は「帆波」を殺すに至りましたが、かつて「帆波」であった自分がいたことも事実であり、今も「帆波」と呼ばれる事自体は特に構いません(おそらく、返答で「今は無銘のすらいむだけど」って言うと思いますが)。
もしこの長い文章を読んでくれた人が居たら、その人に感謝いたします。
もしもうちょっとだけお付き合い頂けるなら、あの身勝手で初心者詐欺で声がでかくて、それでいて周囲へのおせっかいが好きだった帆波さんに、わずかでも黙祷いただければ、「彼」も浮かばれると思います。