(cache)一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた～落第剣士の学院無双～

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桜の国チェリンと七聖剣【百四十五】

「あぁ……。名残惜しいですが、アレンの旦那ともこれでお別れですねぇ……」

　ディールは目尻に浮かべた涙を拭いながら、わざとらしく声を震わせた。

　そして――。

「旦那みたいに甘っちょろい人、けっこう好きでしたよ？」

　本当に気持ちの悪い告白をしてから、その凶悪な魂装を地面に突き立てた。

「――毒龍の呪尾(ヴェノム・テイル)ッ！」

　九本の巨大な尻尾が、大地から天を穿(うが)つようにして突き上がる。

　その尻尾は奴の醜悪な心を体現するかのように歪(いびつ)な形をしており、見る者に嫌悪感を抱かせる毒々しい色を放っていた。

「そぉら、こいつでしまいでさぁ！」

　必勝を確信したディールが、勢いよく右手を薙(な)いだその瞬間――九の毒尾(どくび)が一斉にこちらへ牙を剥く。

「あ、アレン……ッ！」

　リアは大慌てでこちらへ駆け寄ってくれたけれど……。

　とてもじゃないが、間に合う距離ではない。

「――敵の動きを制限し、手数の多い技で一気に仕留める。お手本のような連続攻撃だが……少しばかり出力が足りてないぞ？」

　俺は小さく息を吐き出し、これまで貯め込んできたディールへの怒りを一気に爆発させた。

「――闇の影(ダーク・シャドウ)」

　刹那、深淵を思わせる漆黒の闇が吹き荒れ――迫りくる毒龍の呪尾(ヴェノム・テイル)をいとも容易く食らい尽くした。

【祝】『一億年ボタン』ドラマCD化決定！

なんと……6月20日発売予定の一億年ボタン『第4巻』は、ドラマCD付き特装版があります！（第3巻は、約10日後の2月20日に発売します！）

しかもなんとこちら……『超豪華声優陣』で制作していただけることになりました！

アレン＝ロードル役：花江夏樹さん

リア＝ヴェステリア役：竹達彩奈さん

ローズ＝バレンシア役：雨宮天さん

And more！

もうなんかいろいろと凄過ぎて、全然現実感がありません……。

そしてそして――脚本は『月島秀一新規書き下ろし、完全オリジナルストーリー』！

ドラマCDでしか聞けないエピソードを『超大ボリューム』でお送ります！

こちらは既にAmazon様など、各種通販サイト様で『予約受付中』となっております！

いやぁ、もう本当に嬉しい……。

昨年2月1日に連載開始して早一年、まさかこんなところにまで来られるとは思ってもいませんでした……。

この『一億年ボタン』が、こうして様々なメディアミックス展開をできているのは、ひとえに書籍版を購入してくださったみなさまのおかげです……！

（実際『商業の世界』はかなり厳しく、売り上げの悪い本はあっさり打ち切りになってしまうんですよね……）

その点『一億年ボタン』は、本当にたくさんの読者にお買い上げいただき、とんでもなく好調な売上を記録しています！（そのおかげでコミカライズ＆ドラマCDという『結果』に繋がりました……！）

そしてさらに……みなさまの後ほんのもう一押しがあれば、『ドラマCDのその先へ』行けるかもしれません！

「ちょっと応援してやるか」という方は、どうかこの機会にぜひ書籍版1巻＆2巻をお買い上げいただけると、とてもとても大きな後押しになります……！

書籍版は書き下ろし＆加筆修正＆イラストがたっっっぷりと詰まっておりますので、お値段以上の価値があると自負しております！

PS:これまで閉じていた感想欄＆レビュー＆活動報告のコメント欄を解放しました！（打率はおそらく二割ほどだと思います！）