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【東京】京成電鉄の歩みを振り返る 上野公園 旧博物館動物園駅で展示
京成電鉄は八日から二十四日までの土、日曜、祝日に、台東区上野公園にある旧博物館動物園駅で、創業期からの京成の歩みを振り返る展示「京成リアルミュージアム」を開催する。西洋風の駅舎は一昨年に「都選定歴史的建造物」となった。以来、各種の催しに使用されてきたが、京成電鉄がイベントで使うのは初めてという。 (井上幸一) 同駅は一九三三(昭和八)年、京成上野-日暮里間に開業。皇室の所有地だったため、荘厳な駅舎が建てられた。東京帝室博物館(現東京国立博物館)や上野動物園の訪問に便利だったが、利用客が減り、二〇〇四年に廃止された。 京成リアルミュージアムでは、駅の開業に向けて作成された当時の設計図面を初めて一般公開。上野動物園で一九八六年にパンダの赤ちゃん・トントンが生まれた際に発行された丸い形の誕生・命名記念乗車券や初代スカイライナーがデザインされている記念乗車券、かつてのヘッドマークなど、鉄道ファンには魅力的な品々を紹介する。
スカイライナーの二分の一カットモデル(都立城東職業能力開発センター制作)も展示する。地下階への階段の壁面には、年代をさかのぼるように京成電鉄の歴史を記した記念パネルを掲示する。明治時代の創業時、電気軌道を敷設する許可を得た際の書類などの写真などがある。 鉄道ファンに人気のある旧博物館動物園駅は普段は非公開。京成電鉄の広報担当者は「歴史ある駅の建物で、京成電鉄の歴史を感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。 開催日は、八、九、十一、十五、十六、二十二、二十三、二十四日の全八日。 各日午前十時~午後三時半。入場無料。人数に限りがあり、先着順に時間指定の入場券を配布する。ホームへの入場はできない。詳しくは、京成電鉄のホームページへ。
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