第283回 音楽と数学:ピタゴラスの響き(前編)

ユーリと「僕」が《ピタゴラス音階》を調べていきます。あなたもいっしょに音階の秘密にチャレンジ!

書籍紹介

『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』

二進法、ビット演算、コンピュータグラフィックス、二の補数表現、パターンの発見、順序構造とブール代数……コンピュータを支える数学の基礎を学ぼう!

登場人物紹介

:数学が好きな高校生。

ユーリのいとこの中学生。 のことを《お兄ちゃん》と呼ぶ。 論理的な話は好きだが飽きっぽい。

《ピタゴラスの響き》

ユーリといっしょに、双倉図書館で開催されている《音楽と数学》というイベントに来ている(第281回参照)。

《音は波》コーナーを一通り見た後(第282回参照)、僕たちは次のコーナーへ向かう。

ユーリ「お兄ちゃん、あっちのコーナーに行ってみようよ!」

「走らないで大丈夫だって……今度はピタゴラス?」

ユーリ《ピタゴラスの響き》のコーナーだって。何だろ。直角三角形作るの?」

「何だろう。今度は順路を守っていくことにしようね。解説パネルがあるよ」

《ピタゴラスの響き》コーナー

このコーナーでは、ピタゴラスが研究した音の響きを体験していきましょう。

ピタゴラスは、音を鳴らす弦の《長さ》を変えると音の《高さ》が変わることを調べました。

また、二本の弦で音を鳴らしたとき、どんなときに心地よく響くのかと、弦の《長さ》との関係を調べました。

私たちはこれから、心地よく響く音を探しながら《ピタゴラス音律》《ピタゴラス音階》を作っていきます。

ユーリ「《ぴたごらすおんりつ》と《ぴたごらすおんかい》」

「そういえば、ピタゴラスが音楽の研究をした話は聞いたことがあるなあ。内容はよく覚えていないけど」

ユーリ「ピタゴラスの定理しか知らない」

「これから、ピタゴラス音律とピタゴラス音階というものを作っていくみたいだね」

ユーリ「音階って、ドレミファソラシドでしょ? そんなに何種類もあるの?」

「あるみたいだよ。ほら」

音律と音階

音楽で曲を作るときには、どのような高さの音を使うかを定めます。 その音の集まりを、一般に音律(おんりつ)といいます。

また、実際に使う音を低い音の順に並べたものを音階(おんかい)といいます。

音の高さは周波数で決まりますから、音律を定めることは、周波数の集まりを定めることです。

また、音階を定めることは、周波数が低い順に並べることに相当します。

音律も音階もたくさんの種類がありますが、 まず私たちはピタゴラス音律およびピタゴラス音階に注目しましょう。

ユーリ「へー……何だかわかったよーな、わかんないよーな。ピアノがあればドレミファは決まるんじゃないの?」

「いや、そういうことじゃないと思う。ピアノは鍵盤があって、キーを叩けば音が出るよね」

ユーリ「楽器ですから」

「でもその音の高さは決まってる。決まったキーを叩けば、決まったハンマーが動いて、ピアノの中にある決まった弦を叩いて、決まった周波数の音が出る」

ユーリ「毎回違った音が出たら困るじゃん」

「そうなんだけど、それはもう音律ができた後なんだよ。だって、各キーを叩いたときにどんな周波数の音が出るかが決まらなければ、 ピアノを調律できないよね。 いまやろうとしているのはピタゴラス音律を作っていくこと。 それぞれのキーを叩いたときにどんな周波数の音を出せばいいかを決めること」

ユーリ「ふんふん。ドレミファをゼロから作るってこと?」

音の名前

音の名前

ピタゴラス音律では、基準となる音から初めて、音を一つずつ作ります。

このコーナーでは、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シの音をC,D,E,F,G,A,Bと表記し、Cの音の周波数は決まっているものとします。

ユーリ「《ド》が《C》ってことね。あっ、体験コーナーがある」

体験コーナーC

体験コーナーでは、10秒ごとに音を聞けます。

Cの音

※ここではC=260.74Hzとしています。

「とりあえず、次のパネルを見ていこう」

完全1

完全1

長さが等しい二本の弦を同じ力で張ると、同じ高さの音が鳴ります。

この音程を完全1といいます。

音が心地よく響くことを協和(きょうわ)といいます。

完全1度は協和する音程です。

たとえば、Cの音とCの音は完全1度で協和する音程です。

ユーリ「同じ高さの音も考えるんだ」

「そうだね。完全1度っていう名前があるって知らなかった。0度じゃないんだね」

オクターブ

完全8度(1オクターブ)

二本の弦の長さを変えると、音の高さが変わります。

二本の弦にXYという名前を付けましょう。

Xと弦Yの長さをそれぞれLX,LYとし、

LX:LY=2:1
という比になるようにします。つまり、弦Yの長さは弦Xの長さの1/2になります。

このとき、 弦Xと弦Yが出す音の周波数をそれぞれfX,fYとすると、

fX:fY=1:2
になります。

Xと弦Yを同時に鳴らすと協和します。

この音程を完全8といいます。

1オクターブともいいます。

ユーリ「おくたーぶ、知ってる。これって長さを半分にしたら周波数が倍になるってことでしょ」

「そうだね。長さを1/2にしたら、周波数は2/1になる。掛け合わせると1になる。要するに逆数の関係になっているんだ」

ユーリ「ねーねー、でもね、オクターブ上げたり下げたりしても《同じ音》って感じするよね。低いドも高いドも同じ音。 ほらほら、歌が低すぎて歌いにくいとき、オクターブ上げるじゃん」

「ユーリは、低すぎて歌えないってことあるんだ。僕は逆が多いなあ。歌が高すぎて歌えなくてオクターブ下げる」

ユーリ「体験コーナーあるけど、さっきと同じじゃない?」

ユーリ「体験コーナーがある! 聞きたい聞きたい!」

「確かにきれいに響いてはいるね」

オクターブの繰り返し

ユーリ「あ、クイズがある!」

クイズ

n0以上の整数とします。

弦の長さを1/2にする操作をn回繰り返しました。

このとき、弦の長さはもとの長さの何倍になりますか。

また、周波数は何倍になりますか。

「これはすぐにわかるね」

ユーリ「わかる。半分にするのを繰り返すんでしょ。長さは半分にしたら1/2倍になる。もう一回半分にしたら1/4倍になる。 だから、

1/2,1/4,1/8,1/16,
って続くんでしょ。カンタン!」

「そうだけど、n回繰り返したらどうなるかを考えたいんだから、1/2,1/4,1/8,1/16,じゃなくて、

1/21,1/22,1/23,1/24,
とした方がいいね。 弦の長さを1/2にする操作をn回繰り返したら、弦の長さはもとの長さの、
1/2n
になる」

ユーリ「あ、そっか」

「ところで、nは整数だった。n=0のときは?」

ユーリn=0のとき? 《弦の長さを1/2にする操作を0回繰り返す》って何もやらないことだから、長さは変わらない。つまり1倍じゃない?」

「正解だね。そしてそれは、確かに1/20=1とつじつまがあう。1/2にする操作をn回繰り返したら、弦の長さはもとの長さの、

1/2n
になるのは、n=0のときも含めて成り立っている」

ユーリ「たーしかに!」

「弦の長さが1/2n倍になるんだから、周波数はその逆数で2n倍になるね」

クイズの答え

n0以上の整数とします。

弦の長さを1/2にする操作をn回繰り返すと、 弦の長さはもとの長さの1/2n倍になります。

また、周波数は2n倍になります。

ユーリ「……ちょっと待って! マイナスも! 《弦の長さを1/2にする操作を1回繰り返す》って、《弦の長さを2倍にする操作を1回繰り返す》ってことじゃない?」

「それは正しい拡張だね。弦の長さを1/2n倍にすると周波数が2n倍になるというのは、どんな整数nについても成り立っているんだね」

新しい音を求めて

新しい音を求めて(1)

ピタゴラスは、弦の長さのが音の響きに重要な役割を果たしていることに気がつきました。

二本の弦の長さの比が簡単な整数比で表されるとき、二つの音は協和します。

弦の長さの比が1:1のとき、周波数の比は1:1となり、完全1度で協和します。

弦の長さの比が2:1のとき、周波数の比は1:2となり、完全8度で協和します。

弦の長さを1/2n倍にすれば、周波数は2n倍となり、 協和する無数の音を作れますが、 すべてオクターブ単位で離れている音になってしまい、それ以外の音は作れません。

ユーリ「ははーん、わかったよ! さっきから1/2にしてばっかり。だから、新しい音が作れないんだよ。2だけじゃなくて、3も使えばいい! 弦の長さを1/3にすれば、別の音ができるじゃーん?」

「それはなかなか良さそうな案だな。パネルの続きはどこだ?」

ユーリ「あっち!」

新しい音を求めて(2)

ピタゴラスは弦の長さを1/3にしました。

弦の長さを1/3倍にすると、周波数は3倍になります。

このとき、新しくできた音はもとの音と協和し、しかも音程はオクターブ単位ではありません。

新しい音Gです。

ユーリ「聞いてみよー!」

「なるほど、確かに協和してるけど、ずいぶん高い音になるね」

ユーリ「周波数が3倍だから?」

「そうか、周波数が3倍だから、1オクターブよりも高くなっちゃうんだ」

完全5

完全5

弦の長さを1/3倍にすると、周波数は3倍になります。

周波数が3倍になると、もとの音の1オクターブ上の音よりも高い音になってしまいます。

そのため、弦の長さを1/3倍ではなく、2/3倍にします。

弦の長さを2/3倍にすると、周波数は3/2倍になります。

C4の周波数を3/2倍すると、音G4の高さはC4C5の間の高さになります。

1オクターブ内に収まった音Gが作れました。

CGの音程を完全5といいます。

ユーリ「えーと? 話がややこしくなってきたぞー」

「いやいや、簡単な話だよ」

  • C4の周波数を3倍にすると、音G5になる。
  • G5は、音C41オクターブ上の音C5よりも、さらに高い音になってしまいます。
  • そこで、オクターブ内に収めるために、音G5の周波数を1/2にして1オクターブ下げる。
  • そうすれば、周波数の高さはC4<G4<C5になって1オクターブに収まる。

ユーリ「結局、《周波数を3倍して2で割った》ってこと?」

「そうだね。《周波数を3/2倍した》といってもいい。なるほど、なるほど。2倍だけだと新しい音が作れないから3倍も混ぜる。 でもそれだとオクターブ越えてしまうから1/2倍してオクターブに収めるということだね」

ユーリ「んーと……《周波数を3/2倍した》ってことは、《弦の長さを2/3倍した》ってこと?」

「そうなるね」

ユーリ「聞いてみると……?」

体験コーナー(音Cと、音Cの周波数を3/2倍した音G

CC4

Cの周波数を3/2倍した音GG4

C4と音G4を同時に鳴らした音

「なるほど」

ユーリ「ふーん」

これまでに作った音を確かめよう

これまでに作った音を確かめよう

私たちはこれまで、 周波数を1倍、2倍、3倍、3/2倍した音を作りました。

C4の周波数を1倍すると、音C4になります(同音)。

C4の周波数を2倍すると、音C5になります(1オクターブ上)。

C4の周波数を3倍すると、音G5になります。

C4の周波数を3/2倍すると、音G4になります。

オクターブの違いを同一視すると、私たちはCGの二つの音を手に入れました。

※音の高さがオクターブ単位で異なる二音は同じピッチクラスに属しているといいます。 C4C5は同じピッチクラスCに属しており、 G4G5は同じピッチクラスGに属しています。

「ピタゴラス音律の音を一つずつ作っていて、ようやくCGという二つの音を作ることができたんだね。 じゃあ、次のパネルに行こうか。 きっと三つ目の新しい音を作るんだよ……ユーリ?」

急にユーリが黙った。

ユーリ「……」

「次のパネルに行かないの? お腹でも痛い?」

ユーリ「……わかったかも!」

「え?」

ユーリ「あのね。ユーリ、次の音わかったかも! 名前はわかんないけど、比はわかる!」

「おお!」

ユーリ「さっきと同じことすればいーの。いろいろあったけど、CからGを作るときには結局は《周波数を3倍して2で割った》わけじゃん?」

「そうだね」

ユーリ「もっかいやるの! Gに対して《周波数を3倍して2で割る》計算をすればいーのでは?」

「それはいいアイディアだな!」

ユーリ「ふふん。ピタゴラユーリと呼びたまえ」

三つ目の音Dを作る

三つ目の音Dを作る

Cから音Gを作るとき、周波数を3/2倍にしました。

同じことを繰り返しましょう。

Gから新しい音Dを作るとき、周波数を3/2倍にします。

はじめの音Cから音Dを作るとき、

3/2CG×3/2GD=32/22=9/4
という計算で、周波数は9/4倍になります。

ところで、9/4>2ですから、新たな音Dは、音C5よりも高い音D5になってしまいます。

そこで、同じことを繰り返しましょう。

周波数を1/2倍にし、1オクターブ下げるのです。

このようにすると音C4から音D4を作るとき、

3/2C4G4×3/2G4D5×1/2D5D4=32/23=9/8
という計算で、周波数を9/8倍にすればいいとわかります。

Cと音Gが協和するように、音Gと音Dも協和します。

D4と音G4の音程を完全4といいます。

私たちはこれで、CDGの三音を手に入れました。

「そうか。周波数を3/2にすることを繰り返すだけだと、オクターブを越えてしまうんだね」

ユーリ「やーらーれーたー」

32/22=9/4>2だからなあ」

ユーリ「あー」

「同じことを繰り返すというアイディアは正しかったけど」

ユーリ「うー」

「それにしても、ピタゴラスの音律では、こんなふうに比を考えて協和するように音の周波数を決めるんだね」

ユーリ「体験コーナーはどこ?」

体験コーナー(音D4と音G4

D4

G4

D4と音G4を同時に鳴らした音

ユーリ「これって、適当に決めた二音でも協和になるんじゃないの?」

「こっちに不協和の体験コーナーがある」

不協和

不協和 二つの音の周波数が簡単な整数比で表せないとき、美しく響きません。 これを不協和(ふきょうわ)といいます。

たとえば、ピタゴラス音律で音C4と音D4の周波数比は8:9で、不協和になります。

体験コーナー(音C4と音D4

C4

D4

C4と音D4を同時に鳴らした音

ユーリ「ぎゃあ!」

「確かにこれは気持ち悪いな!」

四つ目の音A

ユーリ「同じことを繰り返せば、Dから新しい音も作れるよね。周波数を3/2倍して……」

「……オクターブに収めるために2で割る」

四つ目の音A

Dの周波数を3/2倍してできる音の周波数は、

9/8×3/2=33/24=27/16
という計算で得られ、27/16倍になります。

27/16<2ですから、1オクターブ下げる必要はありません。

Cの周波数を27/16倍した新しい音Aができました。

D4と音A4は完全5度の音程になります。

CGの組、GDの組、DAの組は協和します。

私たちはこれで、CDGAの四音を手に入れました。

ユーリ「へー……こんどは×3/2だけでオクターブに入るんだ。2で割らなくてもいい」

「とりあえず、音を聞こうか」

体験コーナー(音D4と音A4

D4

A4

D4と音A4を同時に鳴らした音

五つ目の音E

ユーリ「次はまちがえないよ」

「音Aの周波数を3倍しておいて、音Cから1オクターブ以内に入るまで2で割ることを繰り返す」

五つ目の音E

Aの周波数を3/2倍してできる音の周波数は、

27/16×3/2=34/25=81/32
という計算で得られますが、81/32>2なので、1オクターブ下げるためにさらに2で割ります。

Cの周波数を81/64倍した新しい音ができました。

新しくできた音はミ、すなわちEになります。

CGの組、GDの組、DAの組、AEの組は協和します。

私たちはこれで、CDEGAの五音を手に入れました。

体験コーナー(音E4と音A4

E4

A4

E4と音A4を同時に鳴らした音

ヨナ抜き音階

ユーリ「六つ目の音だよね、飽きてきたぞー!」

「いや、何だか違うパネルがある」

ヨナ抜き音階

私たちはこれまでに3倍と1/2倍とを組み合わせて、 ピタゴラス音律に属するCDEGAの五音を手に入れました。

これは、

C,D,E,F,G,A,B
という七音と比べると、
C,D,E,(F),G,A,(B)
のように4番目(ヨン)と7番目(ナナ)の音が抜けています。 この音階をヨナ抜き音階といいます。

ユーリ「よなぬきおんかい」

「五音だけからできた音階なんだね」

ユーリ「でも五音しかなかったら曲が作れないよ」

君が代

ヨナ抜き音階を使った代表的な曲に《君が代》があります。

第4小節の第2音を除き、すべての音がヨナ抜き音階でできています。

ヨナ抜き音階はどこか郷愁を誘う響きを持っています。

※楽譜はWikipediaより(パブリックドメイン)。

「君が代!」

ユーリ「作れるんだ!」

(第283回終わり、第284回へ続く)



参考文献

  • 東条敏+平田圭二『音楽・数学・言語: 情報科学が拓く音楽の地平』(近代科学社)
  • 小鍛冶邦隆『楽典 音楽の基礎から和声へ』(アルテスパブリッシング)
  • 小方厚『音律と音階の科学』(講談社)



数列の秘密を解き明かそう! 「数学ガールの秘密ノート」シリーズはどの巻からも読み始められます。

ケイクス

この連載について

初回を読む
数学ガールの秘密ノート

結城浩

数学青春物語「数学ガール」の中高生たちが数学トークをする楽しい読み物です。中学生や高校生の数学を題材に、 数学のおもしろさと学ぶよろこびを味わいましょう。本シリーズはすでに12巻も書籍化されている大人気連載です。 (毎週金曜日更新)

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    コメント

    kusoposi しかし体験コーナーの音がうなっているような気がする。ちゃんとピタゴラス律の音を使わ… https://t.co/jfosnPdGgt 約3時間前 replyretweetfavorite

    t_motooka こっち方面から音楽の世界(というか生楽器の世界)に入った人間としては、なんだか凄く懐かしい話がいっぱい。(高校生のときは、音楽やってる人は全員こういう知識があると思い込んでたけど、実際はそうではなかった) https://t.co/6LORB9y5PP 約3時間前 replyretweetfavorite

    Iutach しかし、倍音は全て調和するのに、なぜ我々はオクターブの関係にある2音のみを「同じ音」だと感じるのだろう。 約4時間前 replyretweetfavorite

    kusoposi 純正律ではないのだな。純正律ならCとEは4:5なので協和する。ピタゴラス音律は楽… https://t.co/xUGfWPAgke 約4時間前 replyretweetfavorite