ふとした時に襲ってくる、とてつもない空虚感。
ごく普通に生活していたにも関わらず、突如 やる気を失った。
誰しも一度は味わったことのある経験の一つではないでしょうか。
・朝 目覚めた時に学校や会社に行きたくない。
・もの凄く身体が重くて怠い。
・何をしても楽しくない。
・自分が何のために生きているのか分からない。
そこで今回は、『やる気が出ない、身体が怠くて仕方がない方にお勧めする5つの生活習慣改善法』というテーマでうつ病で苦しんでいる方や空虚感に苛まれて毎日の生活が辛い方へ、どうやったら気持ちが落ち着くのか。少しでも早く その苦しみから抜け出すための方法を過去の相談内容を基に、まとめてみようと思います。
うつ病患者の増加
患者数がより多いのがうつ病だ。総患者数(推定)は、1996年(平成8年)から2014年(平成26年)にかけて、20万7000人から3.5倍以上の72万9000人に達している。
うつ病患者数(推定)の推移(厚生労働省「患者調査」より作成)
うつ病の原因
うつ病がどうして起こるのか、まだ十分に解明されていませんが、現在わかっている原因として、「心理的なストレス」、「脳内の変化」、「なりやすい体質」の3つがあります。
これら3つの原因が重なって、うつ病を引き起こしていると考えられます。
うつ病は心の病と思われがちですが、じつは脳の病気でもあります。
心理的なストレスとは、過労や対人関係のトラブル、離婚や死別といった生活上の問題が原因となるストレスですが、そうした心理的なストレスがきっかけとなり、そのストレスで脳の働きのバランスが崩れることで、うつ病が発症すると考えられています。
脳にはたくさんの神経細胞があり、さまざまな情報を伝達していますが、その働きで「感情」が生まれます。最近の研究では、ストレスを受けることで脳の一部の神経細胞の形に変化が生じ、それによって感情や考え方にゆがみが起きるのではないかと指摘されています。うつ病の発症に遺伝子が関わっているかどうかは、はっきりとしていませんが、親やきょうだいにうつ病になったことがある人がいると発症率が高いことがわかっています。そのため、うつ病になりやすい体質があると考えられています
空虚感に苛まれる理由
なぜ、とてつもない空虚感に襲われるのか。
過去の相談内容を分析した所、ある特徴が浮かび上がってきました。
- 毎日 同じ事を繰り返すことで、自身の生活環境や人生そのものに面白さを感じなくなってしまった。
- 身のまわりの人達(親族や友人)の出世話や何かしらで成功した話を聞いては、自身と比べてしまうと同時に妬ましいという気持ちが生まれた。
- 世界情勢(戦争や紛争地域)や野生動物のドキュメンタリー映像等を目にした時に、客観的に見た自分を とてもちっぽけな存在だと感じてしまった。
- 自分を求めてくれる あるいは認めてくれる存在がいない時に、存在意義が見出せなくなってしまった。
生活習慣の見直し
上記資料にありました うつ病の原因は大抵の場合が心理的なストレスとありました。
そこで、まずは今ある生活環境を整えること(学校や会社を一定期間お休みする)から始めます。
そして自身にストレスを与えない生活を心掛け、病気と向き合いながら自身で行う うつ病の緩和・改善法をお伝えしようと思います。
1、起床・就寝時間の徹底
学校や仕事をお休みしている間でも起床時間と就寝時間を自身で定めて、両方の時間にアラームを設定しておきます。
起床時間に身体が怠くてキツくても、布団から出て身体を起こします。
※また横になっても大丈夫。『とりあえず起きる。』をやってみます。
就寝時間に眠れない場合も、横になって目を閉じてください。
※ブルーライトは不眠の原因にもなってしまうので、出来るだけスマホやタブレットは見ないようにします。
凄く参考になりました。
下記記事をご覧下さい。
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2、食事は必ず1日3食
食事は出来るだけ朝・昼・晩と3食 摂るように心掛けましょう。
※栄養バランスを考えながら、腹八分で抑えるようにします。
※適度な間食は良いと思いますが、お酒やタバコは依存性が高いので なるべく控えてください。
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3、できれば薬に頼らない
うつ病を発症したら、精神科や心療内科へ受診する方が多いと思います。
そこでカウンセリングを受け、主治医の診断を基に様々な向精神薬や睡眠薬を処方されると思いのですが、薬によっては依存性が高いものもありますので服用する際には充分な注意が必要です。
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4、自分の好きなことに夢中になる
自分の好きなことや夢中になるもの、集中できる何かを時間の許す限り行ってください。
・絵を描くこと。
・音楽を聴くこと。
・ゲームをすること。
・小説や漫画を読むこと。
・ペットと遊び戯れること。
※就寝時間や食事の時間は、きちんと守りましょう。
※できれば他者の情報を目にするもの(テレビ、新聞、情報誌、SNS等)は避けましょう。
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5、気分が良くて晴れた日は外出する
上記4つを行ってみて、少しずつ気持ちに余裕が出てきましたら 1日30分程度の外出を心掛けましょう。
※うつ病と同時に なんらかの依存症を併発している場合は除きます。
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うつ病患者のお世話をする方へ
精神病(特にうつ病)を患っている方のお世話をするというのは、本当に大変であり 生半可な気持ちでは自分自身のメンタルを上手く保てなくなってしまうということも多々 引き起こしてしまうのも痛いほど良く分かります。
しかし、人の支え無しには 患者の病状改善・回復は非常に難しいのです。
うつ病の改善回復には沢山の時間と労力を要すると思いますが、時間とあなたが薬となり 共に頑張ってきた分 きっと良い方向へ進むと信じています。
うつ病患者への接し方
・絶対に否定的な発言をしないこと。
・積極的にコミュニケーションを図り、病気の改善策や患者の存在意義を共に見出す努力をすること。
・薬による躁鬱状態の患者に対して、戸惑いを見せず常に冷静に対応すること。
・1人で抱え込まず、家族や友人もしくは医療機関や行政の支援、民間のカウンセラーを上手く利用すること。
おわりに
うつ病は誰しもがなり得る恐ろしい病気です。
やる気が出ない。身体が重くて怠い。何もしたくない。
時には空虚感に苛まれる日もあるでしょう。
人間はロボットではないので、気持ちの上がり下がりはきっと起こります。
なので、『出来る時だけ、できるしこ』で丁度良いのだと思います。※できるしこ=出来た分だけ
やる時はやる。休む時には休む。楽しむ時には思いっきり楽しみながら生きていけば、それで充分だと思うのです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。