【慣用句】
胡坐をかく
【読み方】
あぐらをかく
【意味】
いい気になっていて努力、改善をしない。また、ずうずうしい態度をとるたとえ。
【語源・由来】
楽な座り方であるあぐらをかくことから。
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「胡坐をかく」の使い方
健太くん。最近、空手の試合で負けっぱなしね。どうかしたの?
僕は幼稚園の頃から空手を習っているんだけど、才能があるって言われ続けてきて実際に成績を残せていたから、そこで胡坐をかいてしまったんだ。
練習で手を抜いていたの?
そうなんだ。手を抜いても勝てたからね。でも、みんなの努力が僕の才能を上回った今、僕も頑張らないといけないんだ。胡坐をかいていてはいけないってようやくわかったんだよ。
「胡坐をかく」の例文
- 現状に胡坐をかいていては進歩は望めないけれどもいいのかい?
- 親の遺産にいつまでも胡坐をかいていると、いつか痛い目を見るぞ。
- 彼は、昔の業績の上に胡坐をかいていたから、努力してきた部下に追い越されてしまったんだ。
- 彼女は、女優として有名になったとたん、その地位に胡坐をかき、周りに気を使うことを忘れたのでだんだん起用されなくなってしまった。
- 才能に胡坐をかいていると、いつかは君が馬鹿にしている凡人に負ける日が来るよ。