
『魔⼥⾒習いをさがして』はTVアニメ「おジャ魔⼥どれみ」シリーズの原点に戻って企画をしました。TVでは、当時の⼦供たちの⾝の回りで起こる事件や問題を描いていました。奮戦するおジャ魔⼥たちは、TVを⾒ている⼦供たちにとって「憧れ」というより「共感」の対象でした。あのころの⼦供たちが、⼤⼈になった今、⾝近な存在と思える3⼈が今回の映画の主⼈公たちです。ただ昔と違うのは、3⼈とも⼤⼈だから、現実に魔法がないことはわかっているということです。判っていても「願い」や「祈り」といった感情があることも⼤⼈は知っています。⼦供のころの「夢」は何だったのか?今の⾃分の「願い」が何なのか?⼀緒にさがしてもらいたくて、今回のタイトルを決めました。この20年間の皆さんの⼈⽣と、この映画を照らし合わせて、⾃分の⼼の中に何かを⾒つけ出していただけたらと思います。そんな物語に、どれみたちがどういう形で絡むことになるかは、映画を観てのお楽しみということで(笑)。
