昨日の記事で、私が言及した情報法制研究所(JILIS)の鈴木正朝理事長よりツイッターで反論がありました。
https://twitter.com/suzukimasatomo/status/1225062182376755200
いろいろ川上さんがまたブログに私のことを書いておられますが、あのような山本さんに対するリスペクトのかけらもないような発言はしておりません。私も口が悪いので、そのように聞こえた、いや言わないの水掛け論もする気はありませんが。
微妙に完全には否定していないところは学者の良心でしょう。しかし、山本一郎氏へのリスペクトを公言することには、びっくりです。実際、鈴木正朝氏は山本一郎氏の盟友のようです。鈴木正朝氏のツイッターアカウント@suzukimasatomoのトップの左上のプロフィール画像をクリックすると、山本一郎氏とのスリーショット画像になっています。自分のプロフィールに山本一郎氏の写真を載せているわけです。確か1年前にはトップページにも山本一郎氏の顔が映っていたのですが、いまはトップページからだと鈴木正朝氏の丸い写真にうまく隠しているのがご愛敬です。鈴木正朝氏と山本一郎氏が共著となっている書籍もあります。
山本一郎氏にJILISの上席研究員という肩書きを与えて引き込んだのも、恐らく鈴木正朝理事長でしょう。JILISのホームページを参照すると主要メンバーの中で上席研究員は49名いますが、山本一郎だけが異様にも肩書きが空白なのです。彼にどのような専門があって、JILISに参加しているのかが、まったく分かりません。
https://www.jilis.org/members/
むしろJILISの名簿では肩書きをなにも載せられない山本一郎氏が自分の記事を書くときに、情報法制研究所(JILIS)の上席研究員という肩書きを使っているのです。
この肩書きにより、本来、山本一郎氏が自分では出切りできないようなところにも出没し、あげくには政府の有識者会議にも呼ばれたりしているのです。
JILISおよび鈴木正朝氏の責任は重大でしょう。
およそ超法規的ブロッキングという憲法に違反し、法の支配を揺るがすようなことを平気でしかけることができる存在の方がより危険な存在であろうと私は思います。そのようなことをしでかした黒歴史については当面背負って活動していっていただきたいとは思います。
立場の違い見解の相違とかそういう無駄に相対化した理解はする気もありませんし、実はいい人とかそういう人格面にも特に興味はありません。とりあえずあぁいう馬鹿なことは(誰であろうとも)二度とするなという意見は終生変わらないとは思います。
ひとまず吐き出したなら、また経営に専念して、公共的な問題、業界の問題はもうしばらく閉門蟄居していただいた方いいのではないでしょうか。老婆心ながら。
海賊版サイトのブロッキングについて、必要性を感じているひとたちが社会的なタブーの中で、だれも公に発言できない中、正しいと思う意見を最後まで貫いたことを、私は人生の誇りと思いこそすれ、黒歴史とは思っていません。
一方、鈴木正朝氏と私がお会いしたとき、貴方は「ブロッキングには賛成しないが、実は反対でもない」と仰った。むしろ、より過激なことを考えていると、国家の安全保障のためにはパケットのモニタリングシステムが必要だという持論を披露された。ブロッキング推進派を憲法違反と口汚く罵っているひとが、心の中ではネット盗聴をやるべきだと考えている。海賊サイトのブロッキングが憲法違反かは議論の余地がありますが、ネット盗聴は完全な憲法違反でしょう。もちろん思想信条は自由だとしても、そういう表と裏でいっていることが全然違う人間が、山本一郎と組んで上で、情報法制研究所の理事長を務めている。私はそのことのほうがよっぽど危険だと思います。
もっとも鈴木正朝氏のいうとうり、これは水掛け論になり、本当は私の聞き間違い、思い違いかもしれません。そうであれば、将来、私が聞き間違えたかもしれないことと同じ主張を、鈴木正朝氏が公に展開されることがないように切に願っています。
さて、鈴木正朝氏にはブロッキングに話をすりかえず、ネットでもいわくつきの人物である山本一郎氏にJILISの上席研究員という肩書きを与えている件について、これまでも何度も質問をしていますが、世の中に対して、きちんと説明をしていただきたいと思います。
以上
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