はじめに
議論したいわけでも誰かを叩きたいというわけでもないです。
実際に統計を取ったり何かの文献を参考に語っている訳ではなく、一個人の意見である上にあまり頭の良い文章ではないです。(文章内であげている事例は捏造ではありません)
炎上の原因、弁護士、座談会云々のことは触れずにnmmn/hnnmだけに絞ってます。
TLに流すのにはちょっと憚られるなと思ったのでこちらに。
私自身、今のところ俳優とか2.5のnmmn妄想にハマってはいないけれど、3次元(アイドル)の存在を応援している身としてnmmn/hnnmの認識にズレがあるかもしれないし、擁護派(とくくってしまっていいのか?)の方のセクマイ等の思想には共感したり学ぶことが多かったので一連の流れをリアルタイムでずーーーーーーーっと見てました。
※これは理解者のフリをして攻撃するということではなく「武器を持っていない意思表示」として捉えていただけると幸いです。
その上で、疑問に思うことがすごくたくさんある。
①
まず、なぜ腐媚びが悪とされているのかについて。
不快に思うかもしれないから、役者に変なイメージがついてしまうから。一般的に挙げられているのがこれらの意見かなと思います。それもあるでしょう。
しかし乱暴にまとめると「その人の生業であり資本源である役者活動そのものに影響するから」。
現状、腐媚びという言葉自体が差別的である等の話題を皮切りに、LGBTQ問題にまで派生していっています。
が、全くもってそういうベクトルで話をしているのではありません。
例えば、作品内で一切恋愛についての描写がない物。この場合、恋愛事情・宗教・政治的思想などは「作品の主軸ではない思想」となります。この点に関して「描かれていないからといって内包されていないという意味にはならない」という意見もありました。(意訳すみません)
わかります。描かれていない部分がある程度共通の認識として成り立つくらい内包された部分というのはあります。考察という作業が大好きなので本当にすごくわかります。
しかし、内包された解釈にも明瞭度に差があると思います。
というのも「AがBに向けるあの眼差しは信頼を表してる」等、言語化はされていないけど明らかにそう感じさせる何かしらの表現がある場合と「AとBの親密さは恋愛感情を持っているかもしれない」という場合とでは後者の方がえ?そうかな?と感じる人が多いでしょう。これは作品と関係ない「特定の思想」になりえます。もちろんこれについては自由です。
ここで話を戻します。刀剣乱舞という作品は大まかな作品設定とキャラ設定だけがあり、各メディアミックスもとある本丸設定であるという複雑さです。
しかし、公演内容を見るに恋愛事情は主軸ではなく、恋愛関係等についての解釈は多くの人がえ?そうかな?と感じる「特定の思想」側に該当すると考えます。
ここで俳優側の行動として問題視されるのは、人気獲得のため「作品の主軸」ではない「特定の思想」にだけ媚びるというものです。もちろん特定の思想側の人には人気が出ますよね。「なんかこの組み合わせが人気なんでしょ?俺そういう偏見ないし、みんなが喜ぶなら!」といった感じでそれほど深く考えずやってる俳優さんも多いなというのは体感としてあります。
母数が多い反面、この行動はお手軽にファンを獲得できるといったイメージがあり「仕事への真摯度が低い」という印象が強く、腐媚びをする俳優があまり歓迎されないのはその為かと思います。
特に2.5は俳優そのもののファンというよりキャラから入る人が多く、好きなキャラが顧客獲得のために消費される嫌悪感や安易にファンに取り入る失望から「腐媚び」という属性でラベリングされた俳優というだけで誹謗中傷に曝される危険性が格段に高くなる。
誹謗中傷への耐性は様々なのでこのリスクについては後述しますが、集客力等も含めた仕事面の評価と世間の評判、全て含めて商売に直結する役者活動に大きな影響を及ぼします。
「本人が目にすると気持ち悪いと思う」という次元ではなく、冒頭で書いた通り第三者の発言によってその人の資本源であるブランドイメージに損失が生じるという点が問題です。
これらのことから「腐媚び」への嫌悪感は性差別ではなく、仕事の姿勢への批評という側面が強いです。
「妻のように演じた」この発言に問題はないでしょう。
ですが「妻」という言葉は「誰かの伴侶(それも女役)」という認識が一般的であり、このワンフレーズだけで見るとかなり限定的な解釈であるという印象を受けます。
さらにこれを腐女子であるとわかる人が喜んで発言すると「あ、これは腐女子(それもこのキャラが女役という認識の人)へ向けた発言なんだ」という情報が付加されます。
これはトーンポリシングや属性の差別ではなくもっとシンプルな話で、怒った顔で言えば叱咤されてるように聞こえる、悲しいトーンで言えばシリアスに聞こえるといった、客観的に見るとまわりの目にはそう写りやすいということです。
どのような表情、どのような語気かによってあ、そういうことだったのか!と情報の伝わり方が変わるというのはよくあります。
なるべくありのままを記録するレポとは違い(それでも主観が入ってることを危惧して注意書きされる方が多いですよね)第三者がこう解釈した!だから自身の創作物に取り入れた!と大きな声で発言するのはより誤解を招きやすいです。
だからこそ、発言の切り抜きはおおっぴらにしないというのが重要視されているのだと思います。
②
「そんなのでマイナスイメージ持つ奴の方が悪い」と思った方もいると思います。
ここで一番重要なポイントが、責任の在処。
少し話はそれますが、擁護派の主張でよくある「ジャニ界隈はもっとゆるい」等のアイドル界隈と同列に語ってるのはそもそもの責任問題が全然違います。
アイドルはどんな発言しようが責任の在処がその人の「個」なので全く別問題です。俳優は原作があってそれを演じてるのであって言わばキャラは「借り物」です。
原作者や脚本家等、責任の在処が団体であるはずなのに二次創作者や第三者が不用意に俳優の言葉を借りてしまうことで問題が生じた時「ソース」が借り物をしている俳優になってしまうこと。
そして本人にそんな意図はなかったとしても第三者の発言によって生じた批判、評判に俳優という個が「ソース」として一人で責任を負わなければならない事態が発生します。
そこで今回手紙の件。どんな手紙を送ったのかわからないし、内容について何も言及する権利はもちろんありませんが「役者さんが2次創作を容認したの?」といった「憶測」「誤解」が広まってしまうこと、それによって俳優一個人が責任追及の対象になってしてしまうことそのものが問題なんです。
今までは①の観点から道徳的、ネットリテラシー的にはアウトだけど糾弾される行動なのか?ということについてはうーん…と唸る問題でした。
発端となったマシュマロも注意喚起にとどまっているところから「このままいくと危ないんじゃないかな」程度の認識から始まったと思います。その後、高圧的な対応、周囲の人の発言などで炎上が複雑化し、最終的にやっぱりnmmn/hnnm問題が平行線であることが問題視されていました。が、この時点でもまだ「正直自分にも分からないな」と思って口を噤んでいた人は多いと思います。
しかし手紙の件で②の発言者(俳優個人)に責任が発生する事態が起きてしまったからこれだけの方が反応してるんですね。待ってこれ推しに責任いっちゃったよ!?っていう。
「本人が良いって言ったんだからいいじゃないか」というのは別問題なんです。
特にhnnmは。
すでにいろんな所に燃え広がってしまっていますが、この「憶測・誤解」が広まってしまったことで起きるリスクについて、可能性が低い順から挙げていこうと思います。
1、誤解による役者本人と公式の対立
「原作者でないのに2次創作を容認した」「妻のようなキャラクターという発言があった」という切り取られた発言だけが拡散され、脚本家やイラストレーターさんからそういった意図で作っていないとキャス変処置が要請された場合。
これは責任が団体にあることから、一個人の関係者が不用意に発言・要請することは可能性としてかなり低いと思います。
しかしこれがネットの配信者やアイドルといった、個である場合には起こってしまう可能性が非常に高いです。
2、訴訟に発展
これは1と同様に今後の活動のことなどを考慮するとリスクが高すぎて可能性は低い。しかし一発でジャンル全体が二次創作等がNGになる場合が非常に高く、可能性もない訳ではない。
また、訴訟まで行かなかったとしても当事者が傷ついたり消耗しない訳ではない。
3、セクシャリティ等のプライベート侵害による支障
よく議論されているのはこの点についてではないでしょうか。
詳細は伏せますが、私は今LGBTQの立場であることを公言して活動している方のファンをしています。
この方は自身がその立場であることを勇気を出して公表しているにも関わらず「そういって異性に安心感を抱かせようとしているのでは?」「本当は異性愛者」「キャラ作りでは?」という憶測が本人の耳に入ってしまったことがありました。これによって精神が疲弊するだけでなく、本人とファンが一番悔しく思ったのが「活動の本質ではないところを詮索され評価・議論される」苦しさ。
LGBTQ当事者であり、権利拡大の運動をしている方ならこのことから人権問題に発展する話題でしょう。しかし、この方たちの活動の本質はそこではありません。異性愛者を相手に、安易にファンを獲得できるリアコ営業をせず、パフォーマンスで魅了することを目標としているからこそ、第三者が軽い気持ちでしたセクシャリティ等のプライベート詮索が非常に影響を及ぼしました。
主軸と外れたことについて他者に議論されるということは想像以上に精神に打撃を与えます。個人差があるのでこれがスタンダードということは言えません。しかしそういった事例が実際にあります。
4、誹謗中傷による精神消耗からの引退
こちらも詳細は伏せさせていただきますが、長年応援していた方が第三者の発言から発生した誹謗中傷により体調を崩して引退してしまったケースもありました。
「誹謗中傷する方が悪い」「加害者側が対策しろ」まったくもってその通りです。でも被害にあった際、そう主張していた方々は徹底的に誹謗中傷側を排除する等の対応ができますか?
私はこの方の全てを知っている訳ではありませんが長年のファンであり、どういったことで苦しんでいるか、追い詰められ体調を崩しているかを目にしていた熱心な人間ですら、何もできない歯痒さに苦しい思いをしました。
そして失礼ながらこういった事態に陥った時、今発言の自由を声高に主張している方々が身を削って支える責任感があるようには思えません。
もし立場が追い詰められるような事が起きた時支える努力をするのは、一部の愉快犯を除き、今必死に声を挙げている人たちだと思います。
5、公式からの明確な規制宣言
4で話した事例の延長ですが、本人の意図とは違ったニュアンスで情報が伝わることに敏感になってしまったため、イベントの際正式に「レポ禁止」という制度が設けられました。
正直これについては俳優もプレゼント禁止、手紙禁止…等今すぐにでも何らかの対応がとられてもおかしくない拡散具合です。
(3、4、5の話については、実際に目にしたことですがSNS等で本人から詳細は語られてないので聞かれても名前や詳細は開示しません)
いや、そんなこと本当にあるの?そういう発言が問題と言うのなら具体例あげろよという意見も散見しましたが実際に訴訟がおこったり公式からお達しがあった件以外で第三者が当事者の言動を切り取って発言する権利なんてありません。さらに言えば、かつて傷付いた推しを目にした人は具体例として出せないことがほとんどだと思います。
ましてやSNSという開けた場で勝手に名前を出して、当事者の行動について議論まで巻き起こったらセカンドレイプに等しいと思います。
他にも私が知らないだけで様々な問題が生じると思います。
そして言い方は良くないですが、2.5俳優さんはまだまだ役者の卵である場合が多く「替えがきく」と思われてしまう段階。
座談会の際、運営側の人の存在、またその方から二次創作どんどんやって!といった発言があったようなことを仄めかしていましたが、どの立場の方かわからない上に俳優を起用しているのはその人個人ではなく一つの企業です。よっぽど「この役者さんと作り上げていく」という想いが運営側にない限り、円滑な運営のため「危険因子は取り除いておくか」という傾向は極めて強いと感じます。
実際、舞台上のパフォーマンスと関係なく「本人の発言」「カノバレ」といったプライベートなことがきっかけで降板に至ったケースは少なくありません。
炎上の発端となる発言をしたから降板させられるかもしれないと想像することは決して考えすぎではないと思います。
あと!BLだけが抑圧されてるという意見については、それを主張するなら三次元のGLについてちゃんと調べるべきかと。
アンテナを張っていない私ですらアイドル同士の百合妄想をしてファンから徹底的に叩かれた人、同人誌を出そうとして炎上して発行を取りやめた人を見たことがあります。
最後に、これは本当に一個人の感情論めいたことですが、表情・ニュアンス・発言の真意。これは実際に行って、見て、感じるのと又聞きでは伝わる情報が圧倒的に違います。
だからこそ大きな声で誤解を生む発言をするのは非常に危険だと思います。
少しだけ書きますと言ったのに長々とすみません。
「批判派は結局自分の意見を押し通すために発言しているだけ」というような言葉を見てすごく悲しくなりました。確かに中には腐思考そのものが嫌いで弾圧したいと言う人もいると思います。けど長い間進展を見てきた人は自分の意見を振りかざしたい訳でも、ワイドショー感覚でもなく、ひたすらに「推しが仕事以外で気を揉むようなことが起こりませんように」と願ってやまない人たちだと思います。
そしてそれは批判派・擁護派共に同じ想いじゃないのかと。
代表して物申すつもりなんて全くありません。ていうかお前誰だよって感じだと思います。
こういうこともあるんだなぁと少しでも問題を多面的に捉えていただく材料になったらなと思います。
それから、このアカウントは「眠い」「お腹減った〜」「自カプ最高〜!!!」など発言しているだけのアカウントです。ツイートを削除することもよくあるので一部だけ切り取ると全然意味の違ってくるツイートなどもたくさんあると思います。身勝手なお願いですが、過去の発言を洗い出して切り取ったり、揚げ足取りのような行動や文章内で語られている人物が誰なのかという詮索は控えていただけると幸いです。
また、この文章は折を見て消します。