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【国際】

フィンランド 夫の育休2倍に 男女同じ7カ月

 【ロンドン=共同】昨年十二月に三十四歳女性のマリン首相が就任した北欧フィンランドの政府は五日、夫が取れる育児休業の期間を現行の約二倍とし、約七カ月にする方針を発表した。妻に認められる休業期間と同じになる。夫婦の平等や出生率対策が目的としている。ロイター通信が報じた。

 共働きが多いフィンランドでは子育ての公的支援が充実。小泉進次郎環境相の「育児休業」で話題になった政治家の育休も、過去に男性首相が在任中に取った例がある。

 ペコネン社会保健相は「夫婦の平等や家庭ごとの育児の多様性が向上する」と強調。同じ北欧のスウェーデンやアイスランドでは、男性の育休期間を長くすることで出生率が改善したと指摘した。

 マリン氏は就任当時、現職首相としては世界最年少だった。政権は閣僚の半数以上が女性で連立を構成する五党のうち四党の党首を女性が務めている。

 

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