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【フィギュア】

30秒短くなっても『SEIMEI』は“最強”か…羽生結弦は平昌五輪以上の構成で入念に滑り込む

2020年2月6日 19時53分

公式練習で調整した羽生結弦

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◇6日 フィギュアスケート四大陸選手権第1日(ソウル)

  男子で冬季五輪連覇の羽生結弦(25)=ANA=が6日、試合会場の練習リンクで行われた公式練習に参加した。今大会から2018年平昌冬季五輪で優勝したプログラムに戻すことにしているが、この日はフリーの「SEIMEI」の曲かけ練習を実施。大会初制覇に向けた準備を着々と進めた。

 日本中をわかせたプログラムが帰ってきた。羽生が練習用リンクでの公式練習で流した曲はフリーの「SEIMEI」。試合に向けて通しで用いるのは2018年平昌五輪以来、約2年ぶり。滑っている時間はルール改正により30秒短くなったが、羽生自身の思い入れの強さは変わらない。

 「『自分のフィギュアスケートはこういうものだよ』っていうのを見せたいというか、自分がそういう風に滑りたいと思ったからこそ、プログラムを選びました」。5日の公式練習後に、平昌冬季五輪のプログラムに戻した理由を語った羽生は有言実行の男。思いをかなえる準備は怠らない。

公式練習で調整した羽生結弦

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 曲かけ練習の前には、冒頭のジャンプで組み込む4回転ルッツを着氷させた。さらに、「SEIMEI」のメロディーが流れている中では4回転サルコーで転倒してしまったが、確かなステップを踏んでいった後には4回転トーループからの連続ジャンプをトライ。曲かけ練習後は4回転サルコーなどのジャンプをしっかり修正していった。

「(氷の)感覚を徐々につかみきれたらと思います」。5日に発した言葉の通り、40分という限られた時間を有効に使った羽生。納得いく練習ができたのか、会場を後にする時は深々と2度頭を下げた。大会初制覇がかかる今大会。頂点へ通じる道をしっかり歩んでいく。

 

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