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2020年2月5日 21時56分
全体練習後、主力選手らを集めて動きを確認するフィッカデンティ監督(中央)
◇沖縄・南風原キャンプ
春季2次沖縄キャンプ中の名古屋グランパスは5日、沖縄県南風原町の黄金森公園陸上競技場で練習した。J3八戸との4日の練習試合(45分3本)で、2本目まで無得点だったFW、MF陣に対し、マッシモ・フィッカデンティ監督(52)が直々に居残り指導。新チームで取り組む戦術の徹底を促した。
見えた課題は積み残さない。全体練習の終了直後、フィッカデンティ監督が主力のMF、FW陣を呼び集めた。そこから約20分間、身ぶり手ぶりを交えて指導。時に自らボールを操りながら、サイドの崩し方や、パスの連係を反復した。
4日の練習試合では90分間、主力を投入しながら格下相手にゴールを割れなかった。指揮官は「形として良いものが見えてきた」と総括したが、一夜明けて攻撃の修正を急いだ。特にMFとFWの連動に細かく説明したもようだ。
チームの方向性は変わらない。FWマテウスは「(4日に)成功しなかったから、悪い選択肢だったというわけではない。続けることで成功すると信じてやり続けよう、と言われた」
準備段階のいま、結果を受けて方向性を見失い、緊急的に戦術転換することは不要。むしろ浮かんだ課題をつぶし、成熟度を高める方が得策だ。
主力組も前向きに受け止めた。マテウスは「公式戦が始まった時に100%が出せれば十分だと思う。スペースにしっかりアタックすること、細かい動きをできるようにする」。戦術を遂行するため、自身の課題に目を向けた。
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