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【プロ野球】

「無理はするな」だけど佐々木朗希は東京五輪メンバー候補 ロッテ視察の侍・稲葉監督が期待する“未知数”の可能性

2020年2月6日 20時19分

侍ジャパンの稲葉監(右)と談笑するロッテ・佐々木朗=石垣島で(平野皓士朗撮影)

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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が6日、ロッテ石垣島キャンプを訪れ、ドラフト1位の佐々木朗希投手(18)=岩手・大船渡高=を東京五輪メンバー候補として、ぎりぎりまで見極める考えを明かした。

 稲葉監督の元に佐々木朗が駆け寄る。昨年8月のUー18の国内合宿以来の再会。「無理はするなよ」とがっちり握手した指揮官は、プロの世界に飛び込んだ「令和の怪物」への期待を言葉に込めた。

 「新人ではありますけど半年ありますし、しっかり見ていきたい」

 東京五輪が開催されるのは8月。稲葉監督は代表24人を6月上旬までに決める意向を示しており、現時点で佐々木朗が選出される可能性は極めて低い。だが最速163キロを投げる右腕の成長速度は未知数。幅広く考えを巡らす指揮官は、可能性を最後まで考慮する。

 佐々木朗にとっても発奮材料になった。「まずはやっていってからですけど、うれしいです」。この日は屋内練習場で平地ながらマウンドからの正規距離である18・44メートルで投球練習を開始。同期のドラフト4位・横山(専大松戸高)を相手に11球を投げ「気持ちよかった」と汗を拭った。

 稲葉監督に「五輪を見据えながら頑張って育てていく」と伝えた吉井投手コーチは「1人のファンとして本当に見たい。今の時点で全くなしではないのでね、可能性があるなら」と、五輪も視野に入れた育成に本気の姿勢。まずは揺るぎない土台を築き上げる。

 

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