ここ数年間の話ですが、9月を過ぎた時期にツキチョウの採集報告を何件も頂きました。
報告と言っても、「ナミチョウを採集したのですが、何か一寸違うような感じがするんですけど。。。」といった魚種の鑑定依頼があって、後からツキチョウと判明するケースが全てです。
その他、お節介行為でしたが、他人のブログでナミを採ったという記事を拝見した際(画像はツキだった)、匿名でツキと教えてあげたこともありました。。。^^
幼魚期のナミとツキは非常に似ていて、大きく見分けるポイントとしては、ナミは体表面のラインが縦に対し、ツキのラインはチョウハンの様に斜めに入っています。
また、尾鰭の付根部に黒状斑があるのがツキで、ナミの尾鰭付根にはありません。
この他、体色もツキの方は全般的に黄色が強いというか、オレンジに近いといった感じです。
見比べてみれば違いは明確なのですが、皆ナミチョウと間違えて採集したものの、持帰り後にツキチョウだということが分かる状態なのです。
この何年間も採集シーズンに入った直後であってもナミチョウを採ろうという考えすら起こりませんが、9月に入れば尚更でナミチョウの幼魚そっくりなツキが居ても気が付かなかった可能性が多いにあります。
その頃は、秋の房総はナミに混じってツキが居るという認識が全く無かったので、ナミチョウを見掛けてもツキチョウと区別しようという発想すらありませんでした。
そこで、「ツキチョウは9月に入ると房総では通常種」という仮定を基に、今季は去年一度も足を運ばなかった房総へ一度は採集に出掛けようと考えています。
オフ会実施を名目に目的はおツキ様調査に。。。(年初の飲み会でも宣言してしまったので、行かないワケにはいきません。^^)
でも、ナミすら採れなかったりして。。。^^)ゞ