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福井

「野鳥のレストラン」が人気 大野の県自然保護センター

餌を求めて姿を現す、珍客のゴジュウカラ=大野市の県自然保護センターで

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 大野市の県自然保護センターで毎冬行われている「冬の野鳥レストラン」が、にぎわっている。五日もヤマガラやエナガ、ミヤマホオジロなど十種類以上が「来店」し、訪れた愛鳥家やアマチュアカメラマンらを楽しませた。

 積雪で餌が少なくなる時季に、センター脇に餌台や巣箱を設置。集まってきた野鳥を室内から窓ガラス越しに観察できるようにしている。この日は雪が降り、餌を求める野鳥が絶えなかった。ヒマワリの種や、牛脂やピーナツの粉などを混ぜた餌をついばむ姿を観察できた。大野市有終西小の四年生二十一人も訪れ、ヒヨドリが飛んでくると、「大きい」と驚き、頭を下にして木に止まるゴジュウカラを珍しそうに眺めた。

 二十九日までで、入場無料。日曜、祝日の午前十時~午後三時は県自然観察指導員会の説明がある。センター企画主査の山内良幸さんは「設置したマイクから、さえずりや羽ばたき音も聴くことができ、心が和みます」と話す。

 (山内道朗)

 

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