(株)キーファーズの松島正昭オーナー(61)は5日、昨年にパリ大賞と英インターナショナルSのG1を2勝し、凱旋門賞で4着だったジャパン(牡4歳、アイルランド、エイダン・オブライエン厩舎)の共同所有権を取得したと発表した。
松島氏は「武豊騎手で凱旋門賞を勝つのが夢」と公言してきた。昨年は今回と同じ馬主であるクールモアの英ダービー4着馬ブルーム(牡4歳、同)の共同所有権を取得。武豊とのタッグで凱旋門賞出走を目指したが、最終的に体調が整わず実現しなかった。
「オブライエン師とは『凱旋門賞を勝てる馬を売ってほしい』と話をしていて、1月31日に契約が成立しました。(厩舎の主戦)ムーア騎手もいますが、希望としては凱旋門賞は武さんに乗ってもらうのが一番」と松島氏。欧州のトップホースを用意しての熱いバックアップに、武豊は「クールモアではあまり聞いたことがない、すごい話だと思います。もし(本番での騎乗が)実現すれば、うれしいことです」と喜んだ。
同馬は凱旋門賞後は休養しており、復帰戦の候補に6月5日のコロネーションC・英G1(エプソム競馬場・芝2420メートル)が挙がっている。