現在、50ccを運転可能な免許人口は約8000万人。その内、二輪車(50ccを含む)の免許保有者はわずか130万人程度にすぎず、大半は自動車の免許(大型、中型、準中型、普通)付帯だ(18年時点)。
それゆえ、二輪車業界は原付免許ではなくAT小型限定を自動車の免許に付帯することを要望している。もしも実現すれば、125ccクラスが一気に普及する可能性がある。
バイクのEV化で
アジア企業が台頭
国内二輪車市場が低迷する一方で、アジア、南米などの海外市場は成長が続いている。こうした中、国内メーカーは生産のみならず開発拠点も海外へシフトしつつある。
ホンダは主力商品のPCXのみならず、スーパーカブC125、モンキー125などの人気が高いバイクを、生産だけでなく開発までタイで行っている。今年6月発売予定で早くもバイクファンの間で期待が高い「CT125ハンターカブ」も、開発・生産ともにタイである。
ロングセラー商品を現代風に解釈した人気商品「スーパーカブC125」「モンキー125」