間違った飼育

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ある所で見掛けた記事について記します。
このような内容を記事にすると、他人の飼育を中傷しているようにしか見えませんが、間違っていることを例えに、此方をご覧の方が今後正しい飼育の在り方をお持ち頂けたらとの思いで記しますので予めご了承下さい。

あるヤッコ飼育経験の長いアクアリストがチョウチョウウオを購入したものの、僅かな時間で落としてしまった際の記述を拝見したのですが、「今回は固体選びが失敗だった。」とのコメントを見て、飼育キャリアの長い人が発する言葉でもありませんし、そのような考えを持ってはいけないものだと非常に残念に思いました。
飼育失敗の原因は果たして「固体選び」にあったのでしょうか?
私はその様には思いません。その記事に添付してあった画像を見ても、飼育水槽に隔離ケースをぶら下げて、狭い中で飼育を開始していました。
チョウの飼育はヤッコの様にそう簡単にはいきません。こんな素人的な飼育では、短時間で落としてしまうのは当然であり、私から見れば予想通りの結末であったと思います。
なぜならば、長時間による狭いスペースに封じ込まれた輸送で、固体のストレスは相当なものであり、行き成り大型魚の舞う大型水槽で狭い隔離ケースに投入。また、そのバックには、大型魚の存在が視線に入ってくるワケです。そんな極小スペースの隔離ケースでは、新着魚は落ち着くことさえ出来ず、その様な状況では餌付けもスムーズにはいかないものです。
此方をご覧の方でも上記と同じような経験をされた方も居るのではないでしょうか?
購入・採集の違いは別としても、輸送からのストレスを排除する為に先ずは固体のリハビリとして、体力を戻すために落ち着くことのできるスペースでの静養が第一であり、そのような環境下でなければ餌付けは思うように進めることは出来ないものです。
今回のケースでは、一時育成を目的とした別途の水槽を確保した上で、他魚からのストレスを受けることの無い状況下であれば、たとえ落ち着くまでの数日間は絶食の期間があったとしても、その後の餌付けは順調に進んだものと思われます。
魚が落ちてしまうということは、必ずそれなりの理由があります。魚の死や発症はその飼育者の飼育方法が間違っていることの注意信号である為、その間違った部分を速やかに理解し受け入れられるかが確実な飼育をおこなう上でのキーポイントになります。

この方が次回も同じ失敗を繰り返さないことを切願致します。