
国内二輪車市場の長期低迷傾向が続く中、125㏄クラスの小型バイク市場が活気を帯びている。大手各社は次々と新製品を投入。かつては市場の7割を占めていた50㏄クラスの「原チャリ」を上回る勢いだ。国内でニッチ商品だった125㏄がなぜ今、売れているのだろうか。(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)
原チャリと125㏄の
出荷台数が逆転
二輪車最大手のホンダは2019年3月期、二輪車の国内出荷台数において、125㏄クラス(原付2種)が50㏄クラス(原付1種)を初めて上回ったと発表した。
「原付1種の出荷台数が約6万9000台だったのに対し、原付2種は約7万台。もはや原付2種がデファクトスタンダードになりつつある」(ホンダモーターサイクルジャパン)
それは国内二輪車市場の推移からも明らかだ。