蔵王で連日の遭難・山小屋避難の台湾人女性は救助 中国人男性の捜索は悪天候で中断 山形市
山形市の蔵王温泉スキー場に出かけ帰れなくなり山小屋に避難していた台湾人女性が4日朝、救助された。一方、2日から行方不明になっている中国人男性はまだ見つかっていない。
無事救助されたのは、山形市の蔵王温泉の宿泊施設で冬の間、住み込みのアルバイトをしている台湾人の黄詩雅さん(34)。
黄さんは3日、1人で蔵王温泉スキー場に出かけたが、視界が悪くなったため熊野岳避難小屋に避難した。連絡を受けたアルバイト先の関係者が警察に通報していた。4日午前8時すぎ、蔵王山岳インストラクターが避難小屋に向かい黄さんを救助した。黄さんにけがはないが、低体温症の疑いがあるという。
一方、2日に熊野岳方面に登山に行き行方不明になっている横浜市の男性会社員で中国人の欒成斌さん(36)はまだ見つかっていない。4日午前11時時点で、天候が悪いため捜索は中断している。