@chablis777
シャブリ

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(戸が開く音)(喜美子)お母ちゃ~ん! 草間さん!
どうぞ。(草間)お邪魔します。 ああ~。
(マツ)ご無沙汰しております。ありがとうございます。
お久しぶりです。 遅くなりまして。
あっ! ハチさん 奥にお布団 敷くさかい上がって上がって。
(八郎)ああ。 ありがとうございます。すいません。
(八郎)あ…。これ 取るわな。
よいしょ。ありがとうな。うん。
草間さん どういうこと?
あ… お母さんから手紙を頂いたんだよ。
手紙…。うん…。
「喜美ちゃんが頑張ってるから見に来てやって下さい」って。
はあ…。あっ もう喜美ちゃんっていう年じゃないか。
ねえ? 喜美子さん。いえいえ くすぐったいわ。
喜美ちゃんで。じゃあ 喜美ちゃん。
どうぞ。お邪魔します。
♪~
♪「涙が降れば きっと消えてしまう」
♪「揺らぐ残り火 どうかここにいて」
♪「私を創る 出会いもサヨナラも」
♪~
♪「日々 恋をして 胸を焦がしたい」
♪「いたずらな空にも悔やんでいられない」
♪「ほら 笑うのよ赤い太陽のように」
♪「いつの日も雨に負けるもんか」
♪「今日の日も 涙に負けるもんか」
(鈴の音)
武志君。(八郎)はい。
あの… 柔道 教わったいう話 聞いてます。ハハハッ。
年賀状もお手紙も よう頂いて…。ありがとうございます。
いえいえ。
あ~ 来た来た。ごめんごめん。
お待たせして。
持とか?ああ 大丈夫や。
えっ 穴窯?
そや。(八郎)何で?うん?
いや… 詳しいんですか 穴窯。いえ。
せっかく来てくれはったし。うん 聞かせて?
今は 貿易のお仕事? 神戸ですよね?そう。
台湾は…。うん 去年の暮れに引き払って今年から1人暮らしも返上して。えっ…。
猫と暮らしてる。フフッ 住み着いたんだよ。
へえ~。これくらいの おっきな。
それ エサ やり過ぎちゃうのん。ヘヘヘッ ネコちゃんって名前付けたの。
ヘッヘッヘッ かわいい。僕… ほな もう そろそろ失礼します。
あっ ありがとう。 あ… 今日 武志…。
歯ぁも磨かんと寝てしもた。疲れたんやな。
野球やったから。ありがとう お世話になりました。
ほな 失礼します。あ… すいません 失礼します。
ほな また。 お邪魔しました。
カステラ 包もか。あっ いやいや そんな食べへんし 失礼します。
おやすみなさい。おやすみ。
ほな 穴窯説明しよかなあ長うなりますよ。 ええですか?
まず これが穴窯でございますぅ。
ハハハハッ いつかの紙芝居みたいだね。フフフフッ。
2週間?灰の量を増やしたいんで窯たきの日数も増やします。
それで こういう色が出るんだ。
そういう仮説に至りました。うん…。
でも 2週間も大丈夫?薪代も すごいことになりそうだね。
薪代は なんとかします。
ほやけど この窯がもたへんかもしれへん。
もたないって?
崩れ落ちるかもしれません。えっ!
そうなったら…。おしまいです。
次が最後や…。
ほやけど… やってみます。
お母さんが手紙に慶乃川さんのことも書いてきてね。
ああ そやったんですか?「穴窯をやってた」っていう。
あっ そう! そうなんですよ何や 変な縁いうか…。
慶乃川さんが今の喜美ちゃんを知ったら…何て言うだろうね。
陶芸家はやめとけ言うてはりましたからねえ。(笑い声)
笑わはるんちゃいますか キキキキキィて。(笑い声)
アホや言われそうです。それでもやるんでしょう。
やります。
そうか。
はい。
よし。 じゃあ 僕は これで。
あ…。これ ありがとう。はい。
お仕事 お忙しいのに すいませんでした。いや 思ってたより元気そうで安心した。
お母ちゃん どんなこと書いたんやろ…。
どうやって励まそうか 実は悩んだんだ。
話 聞いてもろただけで 励まされました。うん…。
やっぱり 渡そう。
えっ 何です?
励ましになるかなあ?
この方に…。
このお方は!
 回想 (慶乃川)今日 行かはると聞いて。
これ… 邪魔かのう?タヌキや!
信楽のお土産として。(草間)ありがとうございます。
♪~
小さな焼き物だけど… 敬意を表して。
敬意を表して。
見守ってもらおう。
よろしゅう頼みます。
じゃあ また。 また会おうね。
はい。 また いつか。
さようなら。さいなら。
♪~
先生に礼!
(2人)お互いに…。礼!いや 喜美ちゃん そうじゃなくて。
えっ?土の配合を変えるって言ったけど…。
はい。あの時 土を掘ってた。
うん?慶乃川さん。
初めて会った時 土を掘ってた。
♪~
 回想 (慶乃川)信楽の土は ええ土やし。
 回想 (慶乃川)何が ええんでしょう?
♪~
ざらっとした手触りの 温かい信楽の土。
喜美子は この土を使って作品を作ろうと思いました。
♪~
(陽子)この写真なこう 大きく引き伸ばしてサニーに絶対 飾ったるわ!(大野)もう 何べん

言うねん それ。
いや~ それにしても ええ写真や。何回見ても 涙出てくるわあ。信楽中に貼って歩こうか

?(大野)そうしようか。
(笑い声)おばさん ほんま元気になったなあ。
うん もう元気 元気。悪いとこ ぜ~んぶ取ったしな。
おばちゃんな もう体の中ええとこしかないでえ。 ハハハハ…。
マツさんもな 健康診断いうのちゃんと受けた方がええで。(大野)ああ ほんまやでえ。
ああ そういうのんなあ。
(百合子)お母ちゃんも長生きしてもらわんと。
あんたも長生きせえや!ああ…。
今ので 寿命3秒縮んだわ。わあ~ 3秒縮んだら 悪いわあ。
あの ほな 僕 そろそろ失礼します。 はい。(大野)あ~ そうか。
武志 またな。(武志)うん またな。
おう。 すんません 失礼します。
ありがとうな。(陽子)またね。(大野)ほなな。
(マツ)気ぃ付けて。(八郎)はい。 ありがとうございます。
(信作)お…。うん?
また武志連れて どっか行こうや夏に琵琶湖行ったみたいに。
ああ。お前 溺れた。言うなや。沈む 沈む…。
やらんで ええ もう何や。(笑い声)
頑張って お父さんやってんねんてな?
週に1回か2回会うてんのやろ。
お父さんは頑張ってやるもんやないで。
頑張らな続かんような関係になったらあかんで?
百合ちゃんと仲ような。
あっ 穴窯 手伝ってえ言われた。えっ。
頼まれたから引き受けた。 言うとくな。え… 何で 信作にまで?
次は長い。窯たきの日数?
2週間たく 言うてたわ。
昼間の火の番を交代でお願いしたいねん。
(直子)昼だけでええの?夜は しんどいやろ。
お姉ちゃんかて しんどいやろもう ええ年やん。
はあ… もう何べんもやってきたから。
夜も鮫島にやらしぃ。(鮫島)あっ やります。
直子 結婚したのにまだ鮫島言うてんのん?
あ~ 癖でな。フッフッフッフッフッ…。
何?
何?こう見えて2人っきりになるとダーリンって呼んできます。
ちょ… 黙れ!
どこの言葉?直子! やめぇやめぇ!
これ ちょっと…。 何やってんねん。あっ これ お土産で持ってきたんでよかったら お義姉

さん着て下さい。直子!お土産…。
(鮫島)ごめんて。こら もう やめな…!(戸が開く音)
2週間 たき続けるいうんは ほんまか?
ほんまや。どっから2週間て数字が。
失敗を積み重ねた結果 出した答えや。1,150度で2週間。
1,150度で2週間 たき続けたらどないなる思う。
窯が もたんで。
崩れ落ちるで? 焼き過ぎて下手したら火ぃが燃え移って火事になる。
そこまで燃え移って火事になってまうで?
危険やから やめとけ。
うちが出した答えや。
やらせてもらいます。
前に言うたな。
おんなじ陶芸家やのに何で気持ち分かれへんのって。
♪~
僕にとって 喜美子は女や。
陶芸家やない。
ずっと 男と女やった…。
これまでも これからも。
危ないことせんといてほしい…。
やめてほしい…。


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