こんばんは、ホールケーキです。兄弟喧嘩の最たる原因が私であることについては、ついぞ心苦しく思っております。たとえ土台を同じくらいに分割できても、いちごの数、チョコプレートの取り分、ろうそくの穴の有無など、協議点が湧き上がりやがて喧嘩になりますね。ケーキを前に叱られる子どもたちほど悲しい存在はありません。
かつて、私を前に緊張感を漂わせる兄弟に、諭すように「切る人と選ぶ人は別な!」と命じた親御さんがいました。なるほど、大小をつけてカットしても、自分が後攻になってしまうと大きものが先に取られてしまう…。すわ休戦となり、私は穏やかに切られましたが、賢いあなたならお気づきでしょう。一瞬平等に思えるこのルール、選ぶ役のほうが常に優位なのです。ケーキの前では誰もが頭が狂う。私は罪を負った存在であると自負しております。
仮に私が長方形であれば、それなりに上手く分割できるでしょう。けれど等分を求めるプレッシャーは却って強くなりませんか?隣の芝、もとい隣のケーキは大きい…と湧き上がる嫉妬とそれを恥じる気持ちで食べるケーキが甘いはずがありません。その点、私が丸いと、その等しさの見えかたは有耶無耶になりがちです。ぼんやりと角度を見積もるしか術がありませんからね。
つまりホールケーキが丸いのは、みんなに美味しく食べていただきたいからです。食欲も体格も出自も異なる人々が場を共にして、信頼が行き渡り、幸せを等しく分かち合おうと心が重なり、そうやって切り分けられた私だから甘い記憶になるのです。こんな話のことをa peace of cakeと言うのでしょう?
数学の問題でたまに「ケーキを三等分しなさい」ってものをみかけるけど、この問題の根源はケーキが丸いことにあるよね 大きな四角いケーキ買ってくればいいじゃん
こんばんは、ホールケーキです。兄弟喧嘩の最たる原因が私であることについては、ついぞ心苦しく思っております。たとえ土台を同じくらいに分割できても、いちごの数、チョコプレ...
「切る方と選ぶ方は別」というのは一見合理的なルールだが害悪そのものだ だいたいは強者とされた側が何のメリットもなく毎回切る方に回らされ、そして弱者が大きい方を選ぶことに...
お前は四角いケーキを三等分出来るのか?
できらぁ!!
私ならホールケーキを三つ買います
どこのマリーアントワネットだよ
三等分は 矩形でも 楕円でも 三角でも 問題にできる 君の頭は ケーキは丸い という発想に取り憑かれている ...
角が立たないようにという願いをこめて円くしてあるんだよ。
ほんとこれ。むしろ作る方も四角い方がやりやすいのでは。 これに「四角いのもあるよ」って答えてるバカやアスペがいるのには泣いた。そういうことじゃねーよ普通にその辺にあるも...
ギリシャの女神アルテミスへの捧げ物だったケーキは、月に見立てて丸い形をしているらしい。