トリエンナーレ負担金 名古屋市が計上見送り

中部
愛知
2020/2/3 16:56

名古屋市の河村たかし市長は3日の記者会見で、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の次回開催に向けた準備費用について、2020年度予算案に計上しない意向を示した。同芸術祭は3年に1度開かれる。19年の芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」が一時中止になった経緯から「今は払えない」という。

過去3年間(17~19年度)の県と市の負担割合は3対1で、市の負担は計2億1500万円。

同市長は「次回以降にどうやっていくのか議論する必要がある」と、愛知県に実行委員会の開催を求めたという。実行委の議論次第では、次回開催の費用について補正予算に計上するなど「いろいろなことがあり得る」と含みを持たせた。

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