トウカイコモウセンゴケの花が咲いた 愛知県小牧市ふれあいの森 2017/05/21
愛知県小牧市大字野口地内にあるふれあいの森の一角にトウカイコモウセンゴケの群落の保護地区がある 小牧岩倉環境センター(ごみ焼却場 通称:清掃工場)の裏山にあたり 環境センターや温水プールともども かつての採石場の跡地だ 石を採取するため 発破とブルドーザーで 岩山を切り崩して 岩が露出する平地が出来て 放置されるうちに薄い土砂が堆積して そこへ山水が常時流れ 湿った状態になっていた 当初は 何も生えていなかったはずのところへ いつのまにか 大規模なトウカイコモウセンゴケの群落が出来ているのが発見され ロープで立入を制限して 保護されるようになった
トウカイコモウセンゴケ自体は 珍しいものではないらしい 私は ここが保護されるようになってから 関心を持って見ていると 犬山市のリトルワールドや小牧市ふれあいの森の別の場所でも見たことがある しかし これだけの大群落は珍しいのだそうだ 以前 東海豪雨の時は 市民四季の道を流出させた土砂が 大量に流れ込んだことがあった 厚く堆積した土砂で 全滅したように見えたけれど 土砂が丁寧に取り除かれた後に また 復活して 最近は 元気な姿を見せていた
トウカイコモウセンゴケ
トウカイコモウセンゴケは ピンク色の可愛い花をつけると聞いていた ふれあいの森一帯をよく歩くので 保護されるようになってから何十回と保護地区を見にいっているけれど ツボミは見たことがあっても 花が咲いているのを見たことはなかった
トウカイコモウセンゴケ 葉の中央から茎をのばしツボミをつける
5月21日の午前中 健康のため ふれあいの森から 児の森 白山を経由して散策して 環境センター東の駐車場へ戻る途中 トウカイコモウセンゴケの群落を見に立ち寄った 赤い葉のコモウセンゴケは元気で そこら中に見え 花をつける茎が輪生する葉の中央から長く立ち上がり ツボミをつけているものも散見された 奥の水路際まで行くと 小さなピンク色の可愛い花が見えた 遠目には ニワゼキショウの花かと思ったけれど よく見ると違うし 花をつけた茎は赤い葉の真ん中から立ち上がっている トウカイコモウセンゴケの花だ 後で確かめると 最近 新しくなった保護地区の説明板に掲載された花の写真と同じだった
トウカイコモウセンゴケの花
赤が強烈で ネバネバのちょっと気持ち悪い葉からは想像もできない 可愛い花だった
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