長野長野の被災者、太鼓で元気づけ 復興豆まきで飯田のチーム演奏
長野市津野の●笑寺で二日、「復興豆まき」があり、牛山太鼓店(飯田市)の演奏チームが、集まった住民らの前で演奏した。同店主の牛山武胤(たけつぎ)さん(76)は「(台風19号で)被災された方が元気になってもらえれば」と思いを語った。 同店の太鼓道場「命響館」のメンバー十一人が「銚子大漁節」や命響館のオリジナル曲など全七演目を披露した。力強い音色を響かせ、会場を盛り上げた。演奏後には豆やカップ麺、お菓子を詰めた袋をまき、子どもからお年寄りまで、手を伸ばして取り合った。 同店製作の大太鼓は、長沼神社(長野市大町)に武田信玄が植えたとされるご神木から作られた。二〇一三年に倒木の危険があるとして伐採され、牛山さんが太鼓の材料にと購入。以来、地区の祭りに参加するなど、同店と長沼地区の交流が続いている。 長野市大町から訪れた芳賀ユキさん(84)は、自宅が床上浸水し、現在は修理して一階部分に暮らしているといい「演奏に胸を打たれた。元気をもらえた」と笑顔を見せた。 (今坂直暉) ※●は玄の右に少 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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