これはかなり面白いなと思います。
怒るなんでとんでもない。現状めちゃくちゃ面白いことになってます。(後で説明します)
私はもともと太田さん、灰さん、北守さんはこの程度の人たちだろうと思ってたので全く問題ありません
むしろ、この程度で文句言わなくなるのだから非常にちょろいなと思います。
今回明らかになったのは、少なくとも太田さん、灰さん、北守さん界隈の人は「我々と同じく、雰囲気で適当なことを言ってるだけのただのネット批評家に過ぎない」ということです。なまじ太田さんに弁護士という肩書があるせいでややこしく感じられましたが、無理に突っぱねずに「通常のクレーマーと同じ処理」で対応すればいいだけだと思います。
具体的に言うと
①前回の表紙くらいわかりやすくいちゃもんつけやすいものでなければあっさりと拳を下げること。この程度であれば全然OKなわけです。
②攻撃するときはフェミニズムの文脈をなんでもかんでもこじつけて持ってくるが、殴りにくいと判断した対象には一切適用しないこと。つまり、もっともらしい根拠をいくつも持ち出してくるが、実際にはこの人たちの判断基準はかなり不明瞭であり感覚によって大きく左右されるものだということです。
③前回の北守氏のように、一番大事な批判の根拠を述べることを「かまととぶるなよ」とか「本当にわからないの?」みたいな言いまわしで避ける人は相手にする価値がないということ
④弁護士の肩書を持って「環境セクハラだ」というような物言いをしたとしても、本人は軽い気持ちで言ってるだけで言葉に深い意味はないこと
⑤声は大きいけど所詮ネットの一部での吹き上がりであり、購買層でもないため「ご意見ありがとうございます。今後の参考にいたします」と言っておけばそれ以上なにもできないこと。(せいぜい第二段が出たときに自分たちの勝利宣言をすることしかできない)
などです。
正直これって怒ることでも何でもなくて「彼ら、彼女らにはこのくらいしかできないのだ」ということが確認できたので、今後は過度に怖がったり嫌悪したりせずに「ご意見承りました。参考にさせていただきます(ただしお前らの言うとおりにするかどうかは俺らが決める)」ということです。「環境セクハラ」という言葉を安易に発した太田さんだけはさすがに弁護士としてあかんと思うのでちゃんとケジメつけてほしい、くらいかな。
とにもかくにも、今回の件はただただ作者である丈先生の株が上がって、それ以外の人間は全員株が下がるだけという茶番劇だったなぁと思う。フェミ側もアンチフェミ側もプレイヤーが雰囲気ネット評論家しかいなかったんだからしょうがない。
普段はてな民の人たちテレビのバラエティとか馬鹿にしてる人多いかもしれませんが、ネット論客の人AmebaTVで出てきた人たちに一蹴されてましたよね。せっかくリアルタイムかつ人数が限られるTV番組と違って、大勢の人が参加して時間をかけて議論を深めることが可能なネットなのに、ちゃんと活用されずお互いに好き勝手言ってたから議論が全然深まってなかったことが露呈してしまっただけでした。私は正直結構宇崎ちゃん問題の盛り上がりにはちょっと期待していましたしいろいろ考えてもらえるように自分なりに情報まとめとかやってたつもりでしたが、あの番組を見てて「ネットにおけるフェミニズムに関する議論ってこんなにレベル低かったんだ。あほくさ」となってしまって熱が冷めてしまいました。
一応オタク側が怒ってる理由はこんな感じかなと思いますが、正直これは感覚の違いなのでわからない人には絶対にわからないだろうなと思います。
ところで太田氏たちの反応が「良くなったと思ったから良くなったと言っただけだよ。それとも前回と違うと思うの?」という反応になってる。
この人たちは一方的に殴っただけでそのあと戦闘状態が継続してたと思ってない。
ムカついたから文句言った。でこの人たちの中では完結してる
じゃあ何が問題かというと
「叩くために持ちだした根拠」の部分ね。
ちょっとだめじゃん。やり直してほしい、だけならいいけど
環境セクハラとまでいい、その他叩くためにいろんな理屈を持ち出して、強く否定した。
まあ結論としては、
今後この人たちからなんか指摘あっても「あなたたちは出禁です」=あなたが他の批判には対応しません。参考にはするかもね
くらいの対応でいいってことでいいというせんびきができたと思います。この人たちどうせ客じゃないしね。
「前回と今回で何が変わったのか本当にわからないの?バカなの?」ってブコメで書いてる人たくさんいらっしゃいますが、逆に言うと「なんでオタク側が怒ってるのかが本当にわかんないの?」ってオタクは思ってるわけですね。どっちも相手の立場にたって理解するつもりがあればすぐわかるでしょうが、そうじゃない人たちが多いんだなと思えるブコメ欄になっててまぁはてブってほんとダメだよなーって思います。
まぁ理解する気が全くないのであれば別にいいんじゃないかと思います。ほんとあほくさい。
ネットでギャーギャー騒いでる間はいいけど、現実に迷惑をかけだすと世間の目が厳しくなるよね
まぁなんにせよ、日本赤十字の公共性を根拠にポスターを攻撃するまではよかったけど、さすがにオタク憎しで公共的に重要な献血そのものを攻撃しに行ったりボイコット呼びかけるバカを制御できなかったのはまずかったですね。フェミニズムの建前である「フェミニズムを推進することは社会的善につながる」というメッキがボロボロこぼれてしまった気がします。
以前からボロが出始めていましたが、ますますネットにおけるフェミニズム言論は全く社会正義でもなんでもなくて、ただの一つの議論の軸、特定の集団の権力運動にすぎない(=別に悪いことではないが特別に優遇する意味はないし、その活動がほかの人の権利を抑圧する方向に機能するなら普通に反対・制御されるべき)であるという正当な評価に近づいてきました。単なる男たちのバックラッシュじゃなく、今後はまともな人からも妥当性について問う目線が強くなっていくでしょう。まともに社会にとってプラスの貢献をしそうな話じゃないなら通常のクレーマーと同じ処理でよくなってきたんじゃないかな。
今回はターゲットが「赤十字」ということでかろうじて「公共性」というフックで話題を作れたけど、そういうフックが作れないともう今回みたいに広がりのある話題は作り難しくなってくるように思います。好き勝手やりすぎて自分たちに厳しい目を向けさせることになったのはオタク側が先かもしれないんですが、フェミニズム側も同じ轍を踏んでるなということでめでたしめでたし。
なので、これからはあんまり社会的正義の下駄をはけなくなっていくと思うので、石川さんとか太田さんや灰さんみたいに声がデカいだけで適当なことばっかり言ってる人を担ぐのではなく、もうちょっとちゃんとした人を担いだほうがいいんじゃないですかね、と他人事ながら思いますね。流れの悪化に気づいてないという意味ではピエロ的に思えます。まぁリベラルってずっとそういうの繰り返してますね。遠くない将来に内ゲバ起こして総括でも始めるつもりなんでしょうかね。
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それにしてもアカデミズム寄りの人たちは今回の件どうするのかな
ところで冒頭で面白いことになってきたなといいましたがその話をすると、今回の件ではアカデミズム側のフェミニズムとネットフェミニズムの分断が発生してるように思います。
今回アカデミズム側の人は、太田さんたちや北守さんなどの煽り屋さんたちの空気にのせられてかなり突っ込んだところまで攻めてしまいました。「宇崎ちゃんの表象自体が問題である」「倫理観の低い売血や圧迫に近い行為」的な論調まで足を突っ込んでしまった。
しかし、雰囲気でやってる太田さんたちは「今回はちょっと叩くにくそうだからやーめた」とさっと引いてしまった。
雰囲気勢が去って行ってもガチ勢であるアカデミズム側は条件が全く変わってないので意見を引っ込めるわけにはいかないと思います。逆に言うと、今回のマンガで文脈を与えられた程度で、今回のポスターなら問題ありませんねと意見が変わるのであれば「私たちフェミニズムが普段いろんな表現を批判するために利用しているしている表象とかいう概念はとっても浅はかなものです。ちょっと文脈を付与しただけで本質全く変わってないものを批判しちゃう程度に誤作動が激しい偽陽性高すぎのガバガバシステムです。まだ人間の直観にまかせたほうがなんぼかましです」って言ってるようなもんですからね。
太田さんとか灰さんみたいな雰囲気でやってる人たちの盛り上がりが、本当にフェミニズムへの関心からなされたものだと信じた結果がご覧のありさまという感じかなと思います。
tikani-nemuru-m.hatenablog.com
政治的分断を絶対に持ち込んではならない献血に分断と対立を持ち込み、赤十字に必要不可欠な中立と公平という価値をないがしろにし、将来のための献血教育を促進するどころか足をひっぱり、一時的に献血を増やしたとしても血液の質を落とす方向性のあるマイルドな売血であり、献血未経験者・献血ができない人へのからかいまでやらかしたこのキャンペーンは、やってはいけないことをコトコト煮詰めてできた安易で無神経で身勝手などうしようもない失敗の見本であり、ポスター撤去・キャンペーン中止すらかえって献血の価値につけられた傷を深くするという、クソの中のウンコとでもいうべき犯罪的な愚行です。
徹底的に批判しなきゃいかんです。
『宇崎ちゃんは遊びたい』(以後、宇崎ちゃん)と言う作品は、いわゆる「ウザカワ」作品ですので、圧迫型のセリフが多く、血液提供者の自由意志への圧力的干渉が避けられません。勿論このポスターでは、干渉が成功するかと言えば、実のところほぼあり得ませんので、広告として余り意味がありません。むしろ逆効果であり、広告宣伝では、典型的な失敗と言えます。
扇情的な性行為の描写があったとしても、女性のみを一方的に性的客体として意味づけるような描き方がされていなければ、その表象は差別的だとは感じられないかもしれません。逆に性的な行為も裸体も一切描かれていなくても、女性のみを性的客体として意味づけるような描写がそこにあれば、その表象は差別的だと感じられるかもしれません。つまり、まず考えるべきなのは、女性の描き方の中で「女性は性的な客体(道具的、非自律的etc.)である」という女性観が当然の前提とされていると理解できるかどうかだということになるのです。
献血ポスターがなぜ問題なのかはいろんな人が丁寧に解説しているので、「乳袋などのエロ記号を用いて描かれたイラストを『この絵はエロくない』と言いはることの愚」について図解しました。1人のオタクとして、いい加減看過できなくてな(フェミ認定はされるけどなぜかオタ認定はされない自認オタ)
この辺りの人たちは今回もちゃんと自分の文脈に従って宇崎ちゃんの表象とかアニメコラボポスターという取り組についてちゃんと論じてほしいと思います。
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総括:今後は「<環境セクハラ>みたいな言葉で悪印象を過剰に煽るが規制しろとは言ってない」みたいなお排泄物すぎる言い分はやめにしてほしいなと思いました
それにしても振り返ってみたときに、宇崎ちゃんの件なんでこんなにこじれたかというと。
批判する側の言葉が大げさというか「それを言い出したら戦争だろうが」という言葉を平気で使ってるのに本人たちは全然そのつもりはないとしらばっくれる不適切ムーブが多すぎるからだと思うんですよ。
初手で「法的規制が必要」になる環境セクハラっていう言葉を持ち出しておいて「なんでそんなにムキになってるの?」みたいな平気そうな顔をしてる人間なんて信用できる? その言葉持ち出した時点で、自分の方から宣戦布告したようなものなのだから「私の環境セクハラという言い分は言い過ぎでした。その言葉は撤回します」みたいな感じで何かしら手打ちをしない限り、ずっと戦争継続になるんですよ普通は。だって自分側から攻撃を仕掛けたんだから。相手からしたら「いつまた殴り掛かられるかわからないから逆に滅ぼしておかなければならない」って思うでしょそりゃ。
でも、本人は上で述べたように「私は単にポスターを批判しただけだ」「私にはそんなつもりはなかったからセーフ。相手が勝手に怒ってるだけ」と言ってるわけでしょ?
弁護士なんだったらそれが通じないことなんか百も承知だと思うのですが。
ちょっと雰囲気で適当にしゃべりすぎでしょ……
100の力で殴ったら100の反作用が返ってくるのは当たり前なのに、相手の痛みは過小評価しつつ自分たちの痛みだけ過大評価して「なんであの人たちあんなに怒ってるの?」みたいなこと言ってるやつと対話できますか?*1 なんでそういう人たちが「表象」みたいな言葉について論じられるん? あなたたち自分の言葉が相手にどううけとられるかについて全く無関心だし、相手が自分の言葉をどう受け取ったかには責任がないっておっしゃってるわけでしょ?なのに表象みたいな言葉を持ち出してきて「お前の言い分は私たちにとってこういう意味合いを持つ!許せない!」なんて資格する資格ないと思わないんですかね? なんで「自分たちにだけ特別な権利がある」という前提で話をするんですか?
ってめっちゃ早口で文句言いたくなる。
この点について江口先生が、小宮先生の「程度をはぐらかすものいい(悪いとは言ってるがそこまで悪いとは言ってない、みたいなやつ)」について苦言を呈しておられる記事が印象的でした。
批判するべきこそ、言葉の強弱とか、当たり判定の問題で誤解が起きないように慎重に言葉を選んでほしい。
その時に過剰に大げさな言葉で騒ぎ立てる人間ってホントどうかと思う。
昨日の境野さんもそうだけど、最近はどいつもこいつも長谷川豊さんみたいに、大げさなに騒いで炎上したら「どうだ、暖かくなっただろう?」みたいなこと言ってる頭のおかしい人が増えすぎてると思います。これはフェミニズム側だけの問題じゃなくて、アンチフェミニズム側もそうだからね。 そういう「ワンフレーズでいかにバズるか」「いかに強い言葉を使うか」ばっかり考えてる人たち、どっちサイドとか関係なくほんと嫌い。
*1:これ話題によってはブーメランになるから気を付けてね

