---------------------------

----S----103------------
----c-----------------------------
----a-----------------------
----r-l-e-r-t--------------
-----------------------------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------

（喜美子）穴窯やりたい。
やめたくない。
次は成功させる。　次こそは。
喜美子と八郎は離れて暮らすことになりました。
♪～
穴窯を続けるために喜美子は　借金することを決意しました。
お母ちゃんが　武志のことどう思てるか知ってるやんな？
（武志）大好きや。そや　大好きや。
お父ちゃんのことも大好きやで。そうなん？
そや。　そうやで？お父ちゃんのこと大好きやで？
どないした。よかった～！
よかった～！　よかった　よかった～！
分かった分かった　起きて。
話　済んでへんで。
ほやけどな　お母ちゃんやりたいこと　できてしもたん。
知ってる。　穴窯や。うん…。
お父ちゃんなお母ちゃんのこと心配してな？
穴窯やるかやらんかで言い合いしてしもた。
ほやから…しばらくな？　離れて暮らす。
武志には　お父ちゃんがいる所とお母ちゃんがいる　ここと２個あるで。　どっちも武志の家やからな。
おう。うん。
ほんでな？うん？
ギュ～してええ？
ええに決まってるやん！
ギュ～！うわ～！　やり過ぎや～！
ギュ～！おならが出る～！
う～　やり過ぎや～！アハハッ。
♪～
♪「涙が降れば　きっと消えてしまう」
♪「揺らぐ残り火　どうかここにいて」
♪「私を創る　出会いもサヨナラも」
♪～
♪「日々　恋をして　胸を焦がしたい」
♪「いたずらな空にも悔やんでいられない」
♪「ほら　笑うのよ赤い太陽のように」
♪「いつの日も雨に負けるもんか」
♪「今日の日も　涙に負けるもんか」
♪～
♪「やさしい風に吹かれて」
♪「炎は再び舞い上がる」
ありがとう。
４回目は　火の流れを再度　考え直し置き方を工夫しました。
思うような色は出ませんでした。
　回想　（柴田）これは…　灰がええ感じでかぶさったんやろうなあ。
（マツ）何してんのん？う～ん…灰がな煙突から抜けてんちゃうか思うてな穴が大きすぎて…。
大丈夫？
う～ん…。
♪～
煙突に続く穴の大きさを調整し土の配合も変えてみました。
そうして迎えた　５回目の挑戦…。
♪～
試し焼きをした中に…。
色が　少し出ていました。
♪～
色の出た土を使い　試し焼きを続けます。
次は　場所の確認です。
どの場所に置けば灰が　うまくかぶるのか…。
６回目の挑戦。
たき口に近い場所でより多くの灰が　かぶることが分かってきました。
更に　しっかりと灰をかぶせるためにはもっと薪をたかなくてはいけない…。
それを実行するにはお金が足りなくなりました。
八郎と離れて暮らしていることがやがて信楽中に知れ渡り喜美子に仕事が回ってこなくなりました。
橘さん…？（橘）こんにちは。こんにちは。
ここで待たせてもろて　すみません。ああ　いえ。
お母さんが　子ども服の内職してらして。タタタタッて。はい。
忙しくしてらして　ほな　工房の方で待ってて下さいって言われたんです。
それは　失礼しました。あっ　これ　座って下さい　すんません。
ありがとうございます。
終わりましたねえ　万博。行かれました？
いえ。
あの…。
ああ　注文持ってきました。
主人の会社の納涼祭りで川原さんの話が出たんです。
以前　引き出物でお願いした絵付け小皿部長の奥さんが　めいっ子の結婚式でお願いしようかしらって。
絵付け小皿　５枚組を　今度は　１００組。
１００組！
ここに　連絡先　書いてきました。ありがとうございます。　連絡してみます。
前金でお願いしますってさりげなく言うときました。
すいません　助かります。
ただ一つこらえてほしいことがあるんです。はい。
ご主人が…　女のお弟子さんとあれして出ていったと思われてます。
あ…。そういう　うわさが立ってるんです。
それは　違います。
それでも　部長の奥さん　真に受けて…かわいそうやなあ言うて注文を。
あっ　もしそんなこと言われるの嫌やったら断って下さいね。あっ　いえ！
絵付け小皿は　久しぶりですしうれしいです。
喜んでお引き受けいたします。ありがとうございます。
ほな　よろしくお願いします。よろしくお願いします。
こんにちは！
（百合子）武志～。（大野）いらっしゃい。こんにちは。
（八郎）こんにちは。おっ　野球やってきた。
お父ちゃん　下手やった～。（笑い声）
ハチさん　慣れんことするしい。いや～。
お父ちゃんの投げたボール　どっか行った。せやから　拾いに行ったやん。
ほやけど　楽しかったで。よかったやないか。
無理やり言わせてんのちゃうかあ？いや　もう　やめて下さいよ。
（百合子）何にしますぅ？ごはん食べてってええの？
うん　晩ごはん食べさしてから送ってく言うてきた。　うん。
カレーとプリンとアイスクリーム！そんなに食べられへん。
カレー　１つお願いします。はい。　プリンは後でな？は～い！
武志　漫画読む？うん。
おばさん　どないですか？ああ　おかげさんでな　もう来週　退院やわ。
あっ　そうですか。うん。　悪いとこスパッと切ってあとは問題なしや。うん。今日も信作が病院行ってるわ。
さっき電話あってな退屈や退屈や言うてるって。
（笑い声）ほな　とりあえずは。
ああ　えらい心配おかけしまして。あ…　いえいえいえ。
ほやし　百合ちゃん　あれやな延期してた結婚式の話も進めんとな。
あ～　結婚式なせんでもええかなあ言うてるの。
お義母さんもな　式はええやんその分　新婚旅行奮発したら　ええやんて。
おかあさん…？
ここの　お義母さんや。（八郎）ああ　ああ。（笑い声）
うちのお母ちゃんも好きにしなさい言うてるし。うん。
お義兄さんとお姉ちゃんの時みたいになみんなで正装して写真撮るんでええかなあ。
ああ　みんなで写真な。　そん時ハチさん　どうする　一緒に写るんけ？
あ～　僕はあかんでしょ。
あかんかあ？ううん　武志のお父さんでうちのお義兄さんに　かわりはないやろ。なあ？
みんなで　こう　にぎやかに撮ろうや。何やったら　あかまつのおやじも呼んでな。
アハハッ　ええな。（大野）あかまつのおやじ　真ん中にしよか。
（百合子）何でやねん。（笑い声）
（大野）いらっしゃい。（百合子）いらっしゃい。
おう。（八郎）ご苦労さまです。
（柴田）４年生やったか。（八郎）はい。
可愛らしいなあ背の順で言うたら　前の方やろ。
ああ　もう１番前です。　せやけどリレーで第１走者に選ばれましてん。
（大野）へえ～。もう　運動会　楽しみで。　フフフッ。
あんな…　ハチさん若い女のお弟子さん　おったやろ。
はい。
その子が出てったんとハチさんが出てったんとどうも時期が　あれやいうてな…。
今頃になって　そんなこと…。
ただのうわさです。あんたらが意地張ってなかなか　元のさやに戻らんからや。意地張ってるつもりは…。
京都の陶磁器研究所に空きが出た。
えっ…。このまま　ここにおっても息苦しいだけちゃう？
京都やったら　電車で　すぐや。
信楽　離れぇ。
ああ　寝てしもたん。うん。　こんばんは。
あ…　こんばんは。ハハッ　ぐっすりや。
重たいやろ。ああ　ありがとう。
（草間）喜美ちゃん。
草間さん…！
ご…　ご無沙汰してます！
（草間）久しぶり。