宣戦布告? | ロンドンつれづれ

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羽生結弦選手の2019-2020シーズンの楽曲が、バイオ上でChopin Ballard No1と、SEIMEIになっている、と巷でうわさになっている。ファンというのはすごいもので、よくこんな部分を見落とさずに見つけたものだなあ、とびっくりしている。

http://www.isuresults.com/bios/isufs00010967.htm

 

これは間違いなのだろうか、それとも4CCからプログラムの楽曲を2017-18年オリンピックシーズンのものに戻すつもりだ、ということだろうか。

 

間違いであれば大騒ぎすることはないだろうけれど、1日以上待った今でも、バイオには相変わらずショパンとSEIMEIが載っている。 ということは間違いではないのだろう。

 

 

とすれば、これは羽生選手のジャッジたちに対する「宣戦布告」ではないだろうか。 宣戦布告が大げさだというのであれば、「問いかけ」でもいいだろう。 ISUの望む未来のフィギュアスケートはいったいどの方向に進んでいくつもりですか、という…。

 

平昌オリンピックで高い得点をたたき出したSPとフリープログラムのTESをさらに高いエレメンツに入れ替えて演じた場合、ジャッジたちはいったいどんな採点をしてくるのだろうか まさかオリンピックで出した得点より低い点はつけられまい。

 

彼としては、オリンピックで披露したプログラムから進化しているというつもりの演技でも、このところそれに見合った評価をされていないという気持ちがあるのかもしれない。 そしてそれはファンも共有している気持ちだ。 

 

オリンピック時のプログラムで跳べなかったクワドルッツやクワドループという高得点ジャンプを盛り込んだ上で、ジャッジはどういう採点をしてくるか。 それを見たいのではないだろうか。

 

 

私たちファンは純粋にスポーツを楽しみたいだけなのだ。そしてきっと選手たち自身も、純粋に技を磨き、それぞれのベストを尽くして正々堂々と戦って勝利を手にしたい、それだけなのだと思う。 それには公明正大な審査を信頼できなくてはならない。 それでなければ、勝敗を競うスポーツとしてなりたたないではないか。

 

しかし現実にはこれまでも、何度もその信頼を裏切られることが起こり、不正ジャッジが注意を受けたり罰を受けたり、メディアや、オランダなどの弱小国のスケート連盟に審査のナショナルバイアスを指摘されたりしてきている。 これをなかったことにするのはあまりにもナイーブである。

 

選手だって、そういう現実を知りながら納得できない思いで競技をしているという面もあるだろうが、選手という立場では、巨大スポンサーやISU内のスケート強豪国らのパワーポリティクスに影響される筋書きにあらがうことはできないだろう。 特に、そういった権力者をバックに持たないものは…。

 

だからこそ、羽生選手はリンクの上で、ISUに挑戦状をつきつけるつもりなのではないだろうか。

 

ほら、これを見ろ、この演技にあんたたちはどんな採点をするのだ、と。 青年らしい勝気さと潔癖さで、大人の事情にまっこうから立ち向かおうというのではないだろうか。

 

ISUもジャッジも、彼に試されていると思った方が良い。 そして結果次第では羽生選手はある決断をするかもしれないのである。 

 

そして、あんまりファンを侮らないようにしてほしい。私たちの目は節穴ではないのだ。

選手たちがこれはおかしい、と思っている以上に、目の肥えたファンたちは現在のフィギュアスケート競技での採点に対し、不信感を持っているのである。 あまりにも厚顔無恥なごり押しをいつまでも我慢するとは限らない。 ISUもファンの力を侮ってはいけない。

 

先日も記事にしたが、2002年のオリンピックで大きなスキャンダルとなった不正審査にかかわっていたフランスのスケ連のDidier Gailhaguet会長は、過去、現在におけるフランス人スケーターやコーチたちのセクハラやレイプ問題を20年間もうやむやにしていたとして、今、世界中のスケートファンたちから会長辞任の請願書への署名が集められている。  不正審査も、児童に対する性虐待問題も、既得権益にしがみつく権力者は、自分や自分の仲間の利益を守ろうとするばかりで、未成年のスケート選手たちを守ろうとしてこなかった。 その過ちが非難されているのだ。

 

翻って日本はどうだろうか。 日本のスケ連の元会長、橋本聖子さんは、ソチオリンピックの時に、会長という立場で現役選手にキスしたりして「セクハラ」を非難されていたが、会長を辞任しようとはしなかったし、オリンピック大臣になってからも色々と話題にことかかない。

 

マラソンなどのオリンピック競技が小池都知事への相談もなく北海道で実施と決まったのも、北海道へのIR誘致と関連があったと言われている。競技の一部を北海道に動かす代わりに、IRを受け入れろ、というやりとりがあったという報道もある。 競馬関係の社台コーポレーションは過去に橋本議員に対する不正献金疑惑があるが、 北海道へのIR誘致に強くかかわっていたそうである。 IR施設ができることで、競走馬の売買のプラットフォームが北海道にできるからである。 (そして橋本議員の実家は、競走馬関連らしい)。北海道へのIR招致運動には橋本議員も関わっていた

 

 

また日本にIRを強く推し進めようとしていた自民党の秋元司議員が先日、Melco関連の収賄で逮捕されたが、これはカジノ業界のニュースにも載っている。 Melcoというのは、IR、つまりカジノ業界の巨人で、日本にIR施設を誘致させるためにロビー活動をしている企業である。 これとスケート関係者が関連があるという報道もあるのである。 このMelcoは1月のアイスショー、アイス・エクスプロージョンのスポンサーでもあった。 また関空アイスリンクも元々は大阪のIR施設計画の一環だった、という話も聞いたことがある。

 

橋本さんがオリンピック大臣になって、今はオトモダチの議員がスケート連盟の会長を一時受け持っているらしいが、ゆくゆくまた橋本さんは古巣にもどってくるつもりだろうか。 こういう、カジノなどと言った巨大利権や、それに絡む不正献金や収賄、オリンピックを政治的利用したような事案にかかわりのあるような人物が、私の愛するフィギュアスケートを含むスケート連盟のトップにいるのかと思うと、ちょっとなんだかやるせない。

 

そういう人は、自分の得になるようなことを最優先し、真の意味でのスポーツの振興やファンの思いなど、後回しなんじゃないかと思うからである。 自分の言うことをハイハイききそうな人々を使って、自分の思うようなアジェンダをガンガン進めるのではないだろうか。 利用されている人たちは、おそらく気が付かないままに…。

 

しかし、そんなに権力を使って巨大カジノ産業などにスポンサーになってもらえるというならば、もっとあちらこちらにアイスリンクを作ってくれればいいのに、大阪に1件つくっただけか。それもIR誘致がらみで。 西日本ばかり優遇しないで、東日本にももっとスケートリンクを作ってくれよ、そうしたらもうちょっとは見直してあげるのに。

 

 

http://casino-ir-japan.com/?p=21421

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200111/k10012242701000.html

 

https://www.asgam.jp/index.php/2020/01/24/melcos-tokyo-office-raided-by-public-prosecutor-as-akimoto-scandal-deepens-jp/

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00591490-shincho-soci&p=1

 

https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11060801/?all=1&page=1