2年の壁

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前回8月26日付けの記事にて飼育三年目(来月の9月17日で飼育満2年)のトノサマダイを紹介しましたが、本日逝ってしまいました。
雑食性のチョウは、順調に長期飼育を継続できているものの、昨年、一昨年も飼育開始から満2年を迎える直前に黄色系ポリプ食魚(トノサマ・スミツキ・ウミヅキ)を落としてしまうケースが続き、今回は落ちてしまう原因と思われる懸念要素を改良した飼育のつもりでありましたが、残念ながら2年のハードルを越えることができませんでした。
直前に発症など変わった症状も一切なく、採餌が落ちていた様子もありませんでした。
従前の個体では餌付け完了の半年後から、成魚のチョウなどが多数居る180cmの本体水槽にて飼育していましたので、2年直前で落ちてしまう要因は大きな個体との同居によるストレスの蓄積(従前のケースにおいても、落ちた直前に発症などの症状は一切なし)が影響していたものと判断し、今回の個体は敢えて本体水槽へ移さず、大型魚からのストレスを一切受けない一時育成槽にて飼育していました。
しかしながら、結果的には前回同様に落としてしまいましたが、同じ仲間でも黄色系を含む殆どのポリプ食魚の飼育は、当方同様に2年を超えることが中々出来ていない状況です。(但し、給餌はアサリだけを与えている場合、ミスジが3年を超えての飼育実例があります。)
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