名古屋グランパスは1月31日、沖縄県南風原町で春季2次キャンプをスタートさせた。負傷のためタイでの春季1次キャンプに不参加だったFWジョー(32)は姿を見せず、沖縄キャンプも不参加。マッシモ・フィッカデンティ監督(52)は厳しい見通しを示し、16日のルヴァン杯開幕・鹿島戦(パロマ瑞穂)、22日のリーグ開幕・仙台戦(ユアスタ)出場に黄信号がともった。
空港にも、グラウンドにも、エースの姿はなかった。1月13日のランメニュー中に違和感を訴えて以降、全体練習に参加していないジョー。気になる状態についてフィッカデンティ監督が言及した。
「(1月12日の)始動日は練習にいたが、膝が安心してトレーニングできるような状態ではないということだった。彼が練習をして大丈夫なのか。その判断を慎重にやろうということで、時間がかかっているのかなと思う」
2018年得点王が万全の状態で帰ってくれば、もちろん心強い。しかし、約2週間後にルヴァン杯開幕を控え「今、トレーニングできる選手たちとやれることを残さずやることに集中したい。誰々がいたらな、というところに神経は使っていられない」と指揮官。開幕に向け、ジョー復帰を前提にはしない考えだ。