常磐自動車道が全線開通した昨年3月から供用が始まった「ならはパーキングエリア」(福島県楢葉町)の一角に詩碑が立っている。
念ずれば花ひらく
苦しいとき
母がいつも
口にしていた
このことばを
わたしも
いつのころからか
となえるようになった
そうして
そのたび
わたしの花が
ふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
詩人、坂村真民さんの詩である。浜通りの復興を祈念して福島県と広野町、楢葉町、富岡町、東日本高速道路が共同で建立した。
未来へ希望を託す詩。一方でその願いに影を落とすかのように、パーキングエリアでは現地の放射線量を示す表示が行われている。
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