昨日は採集について一寸述べましたが、いつも飼育の話ばかりでアキアキしている方も多いのでは?と思いますので、採集話ついでにこの夏における採集を満足させるためのマル秘極意を紹介しちゃいます!^^(そんなに大そうな内容じゃありませんが。。。)
下記の項目で記して参りますので、ご興味ありましたらお付き合いの程、宜しくお願い致します。m(_ _)m

①漁港採集でのポイント選び~その1
②漁港採集でのポイント選び~その2
③漁港採集の網
④漁港採集での網のコントロール
⑤磯採集の網と道具
⑥磯での採集方法

掲載途中で項目の追加や内容変更が生ずる場合もありますので、予めご了承をお願い致します。


①漁港採集でのポイント選び~その1

私がホームグランドにしている房総沿岸(最近は殆ど顔出していませんが。。。^^)における採集の基本と主観を混ぜた話になりますが、ご参考になれば幸いです。

まず、房総半島の沖合いでは黒潮(暖流)と親潮:千島海流(寒流)がぶつかり、潮の流れが変わる為、漁港でもチョウの付きやすいポイントとそうでないポイントに分かれるように思います。

イメージ 1

※画像は「日本の島へ行こう」様(http://imagic.qee.jp/kairyuu.html )
 から転載させて頂きました。

具体的にどういう事かと言いますと、南洋から黒潮に流されてきたチョウの卵や稚魚は黒潮から外れた個体が、親潮に流れ戻され房総沿岸の漁港に漂着したものと考えています。
従って漁港と海洋との位置関係及び漁港の形状から、黒潮の流れに向かって南西向きに防波堤の船入口がある漁港よりも、親潮に向かった北東側に開いている漁港の方が多くのチョウが辿り着くのではないかと判断していますし、現実としてその様な漁港の方が沢山のチョウと出会えています。
また、港内においても釣り人の多い潮の流れがある突堤部分よりも、流されてきたゴミが港内に溜まっているような潮の流れが行き着く港内のコーナー部でチョウと出会える確率が上がります。
漁港採集での重要なポイントは次回に続きます。

話は脱線しますが、漁港採集は車で漁港を次から次へと移動しなければならない面倒臭さがあるのと、房総半島では採れてもチョウ定番6種(ナミチョウ・トゲ・フウライ・アケボノ・チョウハン・セグロ)とハタタテ位しか採れず(極々偶にミゾレやゴマも採れたりしますが。。。^^)、折角ストレス発散の為に採集へ出掛けても逆にストレスが溜まってしまいますので、ここ最近は漁港採集も房総も避けています。